立命館大学奈良県建設会第38回総会が開催されました。
2019年10月5日に、奈良市内の奈良ロイヤルホテルにおいて、立命館大学奈良県建設会第38回総会を開催し、50名近い校友が参加しました。建設会は、理工学部環境都市系(土木工学科、環境システム工学科、都市システム工学科、建築都市デザイン工学科等)の卒業生で構成される校友会です。
総会は、桑田久仁子氏の司会により、執り行われました。
はじめに、物故校友への黙祷が行われました。熊本俊和氏(昭和47・理工)の開会宣言に引き続き、山上雅之副会長(昭和57・理工)が挨拶に立たれ、これまでの奈良建設会の活動などが紹介されました。
続いて、来賓を代表して、野村泰稔理工学部教授および石坂和幸学校法人立命館総合企画部長(平成4・経営)より挨拶を頂戴しました。野村教授からは、2018年度より、都市システム工学科と環境システム工学科が統合し、環境都市工学科に再編したことなど学部の近況に触れつつ、ご挨拶を頂きました。石坂氏からは、学園の近況と学生の活躍状況の報告、未来人財育成基金などをはじめとする校友の方々からのご支援、ご協力のお礼を述べました。
来賓紹介では、山田悟史理工学部講師、坂口昭久建立会副会長(昭和59・理工)、西村龍一京都建設会副会長(昭和55・理工)、成松慶太郎京都建設会事務局長(昭和52・理工)、森岡卓蔵滋賀建設会会長、田中伸明滋賀建設会副会長(昭和56・理工)、絈井憲奈良県校友会長(昭和44・経済)、梶田日隆天理立命会会長(昭和33・経済)、原正憲南和立命会会長、平野哲夫北和立命会会長(昭和39・法)、中尾浩治奈良県校友会事務局次長(昭和59・経済)が紹介されました。また、学校法人立命館森島朋三理事長、仲谷善雄総長および立命館大学校友会村上健治会長から祝電を頂戴していることが紹介されました。また、本総会への協賛を頂いた9社のご紹介とお礼がありました。
その後、会計の鳥井亮氏が平成30年度収支決算報告を、往西浩司氏(昭和62・理工)が会計監査報告を行いました。両議案は承認され、総会は閉会しました。
総会後に講演会が開催され、泉鏡花文学賞受賞作家である寮美千子氏より、「詩が開いた心の扉 ~奈良少年刑務所 絵本と詩の教室」と題して講演が行われました。奈良少年刑務所は、監獄近代化・西洋化の歩みの到達点として、1908年に竣工した「明治の五大監獄」の一つ奈良監獄が源流である近代日本を代表する建築物であり、重要文化財に指定されています。2016年度末に廃庁となりましたが、共生教育に力を入れていた刑務所であり、寮さんは「社会性涵養プログラム」の講師として、ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)、絵画、物語の教室(童謡と詩)などに取り組まれた経験をお話されました。この体験は『空が青いから白を選んだのです』などの著著にまとめられています。
引き続き、懇親会が行われました。懇親会は、桑田氏の司会で開会し、宮川繁雄奈良建設会顧問(昭和46・理工)、中谷惠剛立命館大学建設会会長(昭和48・理工)のご挨拶の後、山田理工学部講師の乾杯の発声で幕を開けました。懇親会では、校友である大野美佐子さんによる民謡と懐メロの歌唱がありました。琵琶湖周航の歌など6曲を披露されるとともに、余興の「じゃんけん大会」にも参加されました。
最後に、最後に全員が輪になって校歌を斉唱し、若手会員紹介の後、仲谷邦博氏による一本締めで締めくくりました。