7月6日(土)の16時から、香川県高松市内のホテルパールガーデンにて香川県校友会・第75回記念総会・懇親会が開催され、大盛況うちに終了した。
総会・懇親会前に同ホテルにて13時から開催された「中国・四国ブロック会議」の参加者も含め、香川県内に勤務・在住する校友、現役学生の父母、静岡や大分をはじめとした他県の校友会からの参加者等、立命館や香川県校友会でつながる輪の広がりにより、総勢180名の参加があった。
来賓として、学校法人立命館・川口清史元総長、立命館大学校友会・福元寅典副会長、林幸雄副会長、初村雅敬常任幹事、静岡県校友会より佐藤友清事務局長、大分県校友会から直野清光会長(‘76経営)、利光隆治幹事長(’89経営)、中国・四国ブロックの各校友会より約20名が出席した。さらには基調(貴重)講演の講師として落語家・桂塩鯛師匠の出席があった。
受付では、毎年大好評の参加者全員の名前がプリントされたオリジナルラベルの焼酎が配布された。今年は、第75回記念総会を祝して、津村 籌夫(かずお)初代会長の写真がプリントされたラベルであり、香川県校友会の長きに渡る歴史の重みと先人達への感謝の気持ちが込められた記念品となった。
会場内では、立命館大学や香川県校友会の歴史を振り返る貴重な資料の数々が展示されたロビー展が開催され、来場者は一つ一つ立ち止まりながら、懐かしの展示資料を見学していた。末川博・元総長による直筆のメッセージの前で写真撮影が行なわれるなど、それぞれ思い入れのある展示品を介して、立命館での青春時代を振り返り返る機会となった。円卓は卒業年代ごとに分けられており、開会前から親交を深めていた。
毎年おなじみの西日本放送アナウンサー岸たけしさん(’95産社)が報道番組への 出演のため欠席となる中、香川県校友会の中野香里事務局次長(’97文)と穴吹学事務局長(’71経営)が司会務めた。初コンビにも関わらず、相性抜群の掛け合いで進行が進み、明るくテンポの良い司会のもと、終始温かい雰囲気に会場が包まれた。
総会に先立ち、村上良一名誉会長(’58法)が理事長を務める、村上学園高等学校の太鼓部による太鼓パフォーマンスが披露され、一糸乱れぬ迫力ある演舞と響き渡る太鼓の音色に会場は熱気に包まれた。パフォーマンス終了後、会場からは大きな拍手が贈られた。
続いて、参加者全員による校歌斉唱で第一部・総会が幕を開けた。
冒頭に、松浦康隆会長(77経営)より開会挨拶が行なわれ、香川県校友会第75回記念総会開催に至るまで、校友会を支えてこられた関係者、歴代の幹事へ謝辞が述べられた。また、香川県校友会の特色として各地域、職域で支部を立ち上げ、参加しやすい環境づくりを進めていることの紹介が合せて行なわれた。
続いて、75周年を記念して、香川県校友会初代会長の津村籌夫氏のご令息・津村潤治さん(三彩商事株式会社・代表取締役社長)、山田誠之さん(’60理工)より津村初代会長の思い出が語られた。津村潤治さんから「父が創設に関わった香川県校友会を通じて、たくさんの人の御縁が繋がっていることが大変嬉しい、今後の益々の発展を祈念している」とのご挨拶が行なわれた。両名には、香川県校友会より記念品としてトートバッグが贈られた。
その後、香川県校友会再興20周年記念総会時の写真とともに、当時の思い出、今日に至る歩みが穴吹事務局長より語られ、2000年当時の香川県校友会役員が紹介された後、壇上で感謝の印としてトートバッグが贈られた。穴吹事務局長からは、「滔々(トゥトゥ)と時は流れていきますが、香川県校友会の100周年も一緒に祝いましょう。」と温かいメッセージが贈られた。代表として村上良一名誉会長より、香川県校友会をともに支えてこられた同志、先人達への謝辞、今後の香川県校友会のさらなる発展を期待したいとエールが贈られ、「100回総会へ出席できるよう頑張ります」と力強い抱負が述べられた。
次に、学園を代表して川口清史元総長より、大学の近況・学生の活躍が報告された。挨拶の中ではとりわけ、仲谷善雄新総長のもと、ワクワクするキャンパスの創造を目指し、ロボットとの共生社会を見据えた実証実験など「知の見える化」を進めていること、突き抜けたグローバル人材の育成・輩出を目的として大阪いばらきキャンパスに今春開設された、グローバル教養学部の紹介が行なわれた。
その後、校友会本部を代表して、福元副会長が挨拶を行った。挨拶では、「今年、校友会設立100周年を迎える中、母校・立命館と校友の距離が縮まってきている。母校のさらなる発展と後輩学生の活躍を校友みんなで応援してまいりましょう」と力強く、校友会未来人財育成基金をはじめとした母校・後輩支援、校友会活動への参加が呼びかけられた。
続いて、穴吹事務局長より校友会未来人財育成基金の趣旨説明・協力の呼び掛けが行なわれ、香川県校友会の中でもとりわけ貢献された三名の校友(加藤則彦さん、佐々木武義さん、富永正篤さん)より、母校・後輩学生への支援に対する想いが語られた。
その後、高知県出身の映像学部3回生・西村拓也さんより、校友会未来人財育成奨学金を受けての活動報告が行われ、「映画を製作するにあたりに機材、交通費等、多大な費用が掛かる中、奨学金により負担が軽減されている。校友の皆さんからのご支援により、夢を追いかけることができている」と感謝の気持ちが述べられた。成果発表後、会場からは大きな拍手が贈られた。
総会議事では、多岐にわたる香川県校友会の活動が穴吹顧問より紹介された。
途中、役員改選に伴い、新役員7名が登壇し、代表して黒川宏新事務局長より新任の挨拶が行なわれた。
第二部に入り、落語家・桂塩鯛師匠より講演会が行われ、学生時代のエピソードや鉄板ネタが次々と披露される中、会場は笑いに包まれ、大いに盛り上がった。講演後は中野香里事務局次長の司会のもと、会場からの質疑応答が行なわれ、大きく明瞭な声で話し続ける秘訣などが桂塩鯛師匠より紹介された。
その後、会場の準備が整ったところで、香川県校友会ユースの会・三役の紫和雅史さん(’10法)、岩井大樹さん(’09経済)、合田浩平さん(’12経営)、星野友作さん(’04理工)が登壇、紫和雅史さんの乾杯の発声により懇親会開宴となった。参加者は各テーブルで食事を楽しみつつ、終始和やかな交流が展開された。
開宴後まもなくして、立命館町長・議員団8名が紹介され、総会へ出席された、松本篤小豆島町長(’77理工)山本悟史香川県議会議員(92法)、造田正彦高松市議会議員(79経営)、富野和憲高松市議会議員(95法)より一言ずつ挨拶が行われた。
続いて新卒校友紹介が行なわれ、宮武洸太朗さん(’18経営)、井野海翔さん(’19経済)よりフレッシュな自己紹介が行なわれた。
懇親会の中盤には、百十四銀行を定年退職された後、吉本興業の養成所に通い芸人となったプレーリードッグ富こと富永正篤さん(78経営)と瀬戸みどりさん、さらにはアシスタントで穴吹学顧問が壇上に上がる「漢字コント」が披露され、作り込まれた台本を片手に、ステージ上を縦横無尽に動き回るユニークな動き、変幻自在の顔芸に会場は大きな笑いに包まれた。
続いて、「大抽選会」が開始された。トートバッグをはじめとした立命館グッズや家電製品など豪華賞品が用意され、穴吹事務局長の呼びかけにより、見事当選した参加者は、母校・後輩支援の想いを込めて当選番号が記載された封筒に校友会未来人財育成基金を包み、景品の引き換えを行った。各校友による温かい積極的なご支援により、合計20万8千円もの校友会未来人財育成基金が1日で集められた。
その後、各テーブルで懇親が進み、会場が熱気に包まれている中、宮本浩志幹事(’86法)の迫力とキレのある演舞のリードに合せて、参加者全員が大円団となり応援歌を斉唱。会場は大きな一体感に包まれた。
最後に、黒川宏新事務局長による一本締めで、会はお開きとなった。
興奮冷めやらぬ中、他県からの参加者を含め多くの校友が二次会へ参加し、一次会の盛り上がりそのままに、引き続き懇親が深められた。
当日は、校友会設立100周年記念ロゴのミニフラッグによる撮影がおこなわれた。
中国・四国ブロック校友会 集合写真
なお、翌日は香川県校友会主催「金毘羅山うどんツアー」が開催され、中国・四国ブロック校友会、さらには静岡県校友会、大分県校友会も参加の上、校友である羽藤裕子さん(’97経営)が代表取締役を務める、中野うどん学校でのうどんづくり体験などを通じて、校友の絆を深める機会となった。
事務局として、立命館大学校友・父母課から布施亮介校友担当課長、曽谷直樹課長補佐、古澤秀晃課員が出席した。
なお、来年の香川県校友会総会は7月25日(土)に開催が決定している。