6月15日(土)、奈良市のホテル日航奈良において、立命館大学奈良県校友会が総会を開催した。
第一部の総会は、胎中謙吾さん・石原萌来さんによる司会進行でスタート。物故者への黙祷、立命館大学応援団のリードによる校歌斉唱から、絈井憲会長の挨拶となった。
挨拶では校友会未来人財育成基金の成果報告や新たな呼びかけがあり、厳しい競争の中で母校を支えるために奈良県校友会のさらなる組織強化に向けた抱負が述べられた。続いて来賓挨拶として、大学代表の森島朋三学校法人立命館理事長と校友会代表として林幸雄校友会副会長が登壇され、その後、来賓紹介と祝電披露が行われた。
総会議事では、絈井会長が議長に選出され、昨年度の事業報告と会計及び会計監査報告、事業計画及び予算案の全てが拍手で承認された。その中で昨年5月に発足した北和立命館の紹介や1950年に発足した奈良県校友会前身の奈良県支部が今や会員は約1万人を超え全国でも6番目の規模に達した現状と今後について、また未来人材育成基金の積極的な取り組みについて強調された。新役員では、やまと郡山立命会の出口真一さん、奈良建設会の山下恭示さん、奈良市役所立命会の増田達男さん、奈良県庁立鹿会の大西勇さんが紹介された。
第2部の記念講演会では、学校法人立命館森島朋三理事長が「志高く挑戦する~立命館の未来に向けて~」をテーマに講演、入試・就職の最新状況や立命館の改革の歴史を学部・キャンパス展開等に即して紹介し、また学園を取り巻く厳しい情勢下、今後さらに挑戦していく姿勢を表出され会場満場の拍手となった。
続いて登壇した立命館大学大学院スポーツ健康科学科の橋爪夏香さんが未来人財育成基金奨学金の成果報告を行った。「運動が楽しくなるための幸せバイオマーカーの探索」というテーマは日常での健康生活を維持・向上していく上で高い関心を集め会場の参加者は終始熱心に聴き入った。未来人財育成基金奨学金により現在充実した日々を送れており、校友の方々へ重ねて感謝の気持ちが橋爪さんから直接行われたのは意義深い報告会だった。
第3部の懇親会は、やまと郡山立命会の出口真一副会長の開会挨拶に続き校友の仲川げん奈良市長がご祝辞と乾杯の発声をされ会場は一気に盛り上がり歓談へと流れた。懇親会中は、柴田順夫副会長より校友会未来人財育成基金への寄付が熱く呼びかけられ、配布された「チアカード」を活用して、82名もの寄付が寄せられた。また校友会事務局が会場に設けた「KINOBUYA PROJECT さんまの缶詰」販売コーナーも多くの人で賑わい、終宴時には用意された120缶が完売となった。
そして中締め。応援団がバラエティに富んだ応援歌を演舞と共に次々と披露し、最後には第一応援歌を会場一体となり合唱、平野哲夫副会長挨拶と万歳三唱でお開きとなった。
当日は、校友会設立100周年記念ロゴのミニフラッグによる撮影も行われた。
なお、事務局として校友・父母課から布施亮介校友担当課長、曽谷直樹課長補佐が出席した。