オーストラリア国立大学(以下、ANU)とのデュアル・ディグリーで学ぶグローバル教養学部(以下、GLA)が、この春、1期生を迎えてスタートしました。ANUは世界的に優れた教育・研究力を有し、世界の大学ランキングでもトップクラスに位置するリーディング大学です。同学部の開設は、学部全体としてデュアル・ディグリーの学位取得を目指す、日本で初めての取り組みです。
2019年4月24日、大阪いばらきキャンパス(OIC)において、デイビッド・アラン・ローソン在大阪オーストラリア総領事、トニー・アースキンANUアジア太平洋学群コーラル・ベル・スクール副学群長をはじめ関係の方々をお迎えし、「立命館大学グローバル教養学部開設記念式典」が挙行されました。
仲谷善雄立命館大学長、トニー・アースキンANU副学群長の挨拶に続き、デイビッド・アラン・ローソン総領事よりご祝辞を頂戴し、GLAを通じて、日豪の両大学が協力して高いレベルの教育・研究を展開することへの強い期待をいただきました。続いて、新入生を代表して清水誉さんが挨拶、中東で暮らした自らの経験に触れながら、日英両言語を交えた大学生活への抱負を述べました。また、ANUで学びをスタートしたGLA生によるビデオメッセージも紹介されました。
今秋には、秋入学の学生が加わり、約100名の学部となる予定です。そして、国際寮機能を兼ね備えた国際交流拠点「立命館大学分林記念国際交流館(仮称)」がキャンパス内に建設中であり、グローバルな学びを支える環境が一層充実します。立命館大学・学園は、ANUとの新しい形の連携を通じて、これまでにない世界水準の学びをさらに展開していくとのことです。
<仲谷善雄立命館大学長のコメント>
構想開始から約6年、ANUの関係者の皆さん、私たち立命館関係者は、この画期的な構想を何としても実現すべく、チャレンジを続けてまいりました。そして両国政府・行政関係者の皆さまのご支援もいただき、さまざまな課題をクリアし、今ここに構想実現に至ることができました。グローバル教養学部の開設は、日本の高等教育をこれまでとは違う次元に引き上げ、さらには立命館がまさしく「世界の中で語られる学園、世界が語る学園」となるためのターニングポイントとなります。この画期的な学部が世界の課題解決に貢献し、新たな価値を生み出す人材を数多く育みますよう、全力で取り組みます。
詳細は、立命館大学ホームページの記事をご覧ください。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1379