2017年11月18日(土)に、愛知県名古屋市の名鉄グランドホテルにて「2017年度愛知県校友会イヤーズミーティング」が、来賓や事務局も含め340名の校友を集め、盛大に開催された。 最初に行われた総会は、大倉昌子事務局長('01法)の司会により進行され、来賓と役員紹介の後に、伊藤亨司会長('79経済)の開会挨拶、学園を代表して上田寛立命館専務理事、校友会を代表して飛鳥井雅和顧問が登壇、それぞれ学園・校友会の近況にふれた挨拶を行った。
続いて、伊藤会長が議長となって議事が進められ、事業報告が木村愛子副会長('79文)、会計報告が小林昌人副会長('79経済)、監査報告が渡邊敬文監事('79経営)より行われ、どの議題も全会一致で承認された。
また、「校友会未来人財育成基金」が後輩学生に活用されている事例として、現役学生の鈴木裕明さん(経済4)による空き屋活用を通じたムスリムコミュニティ支援やハラール(Halal)の普及に関する活動報告がなされ、校友会未来人財育成基金があったからこそ行動に踏み切る事ができたと、本基金が活動の支えになった事への謝意で締め括られた。
その後の講演会では、「道化師流コミュニケーションと笑いの伝播」と題され、「クラウン」として国内外で多彩な活動を展開、WCA(ワールド・クラウン・アソシエーション)での優勝経験もある有限会社プレジャー企画代表取締役会長の大棟耕介氏が講演を行った。講演では、場の空気を変える笑いの大切さ、相手の深層から感情や本音を引き出すコミュニケーション論が語られた。病床の子どもを訪問し笑顔を届ける活動の際に、〝笑いの伝播〟を意識し、子どもではなくまず周りの医者・看護士・保護者の順に笑顔にしていくなど具体的なエピソード交えてコミュニケーション術が紹介され、参加校友や会場備品をも巻き込んだ数々のパフォーマンスに、会場は大いに盛り上がり、最後には盛大な拍手が送られた。
懇親会においては、菊池宏岩手県校友会会長('65文)より、東日本大震災後の復興支援への感謝と北海道・東北ブロックの校友会が準備を進めている「オール立命館校友大会2018in仙台」への参加呼びかけが挨拶の中で伝えられた後、立命館アジア太平洋大学(APU)初代学長であり伊藤会長のゼミの恩師でもある坂本和一立命館名誉役員の乾杯発声で始まり、場内は活発な交流が進んだ。
懇親会途中では、大倉事務局長による大人女子部の活動報告、杉本淳リコネクト東海代表('15法)によるリコネクト東海の活動報告と後任となる新代表の紹介が行われた。その後、新卒校友の紹介の時間になると、ステージに溢れんばかりの多数のフレッシュ校友が登壇、笑いも交えつつ元気かつ多様な自己PRが行われ、会場は大きく盛り上がった。
懇親会後半では豪華景品をかけた抽選会が、校友のみならず参加校友のファミリーや、講演会講師の大棟氏も巻き込んで行なわれ、会場は暖かい笑いの渦に包まれた。
終盤には、伊藤会長自らマイクを握ってステージに登壇、会場の雰囲気を大いに高めるとともに、山本慎也応援団OB('10法)のリードによる肩を組んでの校歌・応援歌斉唱で参加校友の一体感と熱気は最高潮に達した。最後は、安井静夫副会長('70理工)から会の準備や運営に力を注いだ役員・事務局へ労いの言葉が送られた後、参加校友全員での一本締めでお開きとなった。
終宴後にも役員を中心に二次会が開催され、若手や女性校友を含め、世代を超えた交流が行なわれ、来る2018年の70周年という大きな節目に向かって結束を確認する場となった。