2017年9月2日(土)、太閤園にて大阪校友会「校友の集い2017」が開催された。昨年まで2年続けて大阪いばらきキャンパスで開催されたが、3年ぶりに大阪市内での開催となった。
まずは紙谷和典会計(2013院MOT)の司会進行により講演会が幕を開けた。「宇宙飛行士トレーニングに学ぶマネジメント術」と題し、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科副研究科長・教授の湊宣明先生が講演された。湊先生は宇宙航空研究開発機構(JAXA)での勤務から、宇宙飛行士のチーム管理能力を紹介された上で、彼らのマネジメントから参加者がどのような形でマネジメント実務に応用できるかをとてもわかりやすく説明された。超満員の聴衆で熱気溢れる講演会となった。
続いて、会場をダイヤモンドホールに移し、総会が執り行われた。中田真理子副会長(2005院経営管理)の司会進行から、まずは応援団卒団生によるリードで校歌を斉唱した後、大阪校友会を代表して佐藤友美子会長(1975文)による挨拶が行われた。8月に足を怪我されて校友の集い直前に退院されたことで車椅子に乗りながらではありつつも、いつもの凛とした口調でご挨拶された。大学代表・都道府県校友会の来賓紹介の後、来賓を代表して森島朋三立命館理事長、村上健治校友会本部会長(1970産社)が挨拶された。その後、活動状況報告として森建一幹事長(1976理工)から事業報告が説明された。
総会の最後には、「校友会未来人財育成基金」から生まれた「+R校友会未来人財育成奨学金(成長支援)<以下、+R成長支援>」を受給した今井勇太さん(経営4)による成果発表が行われた。2年前に+R成長支援の前身の奨学金を受給することで個人として「立命の家 in OIC」という地域の小学生むけ体験型イベントを始めることができたこと、それが茨木市から支援を受けられるまでになったこと、さらに+R成長支援を受給したことで今年度は3回目を開催すべく準備していることを話し、寄付をしていただいた校友の皆様への感謝の気持ちと卒業後は自ら後輩たちのために支援したい旨を述べた。
そして、お待ちかねの懇親パーティーとなり、中山寛子常任幹事(1996法)の司会進行により、渡辺公三立命館副総長の挨拶・乾杯の発声で開宴となった。各テーブルには柴田晃副会長(2002院政策)が作られた日本酒が振舞われ、美味しいだけでなく飲むほどに環境にやさしく、しかも大阪校友会がラベリングされていることが紹介され、参加者は大いに楽しんだ。
歓談中はJAZZ CLUBの学生たちによる生演奏が行われ、懇親に華を添えた。
終盤には応援団卒団生によるファイトオンステージ、そして応援歌グレーター立命の演舞・演技で、会場の盛り上がりは頂点に達した。
そして、「オール立命館校友大会2017 in 京都」実行委員会の五嶋翔一若手部会長(2010情理)による大会参加の呼びかけ、そして菊池宏岩手県校友会会長(1965文)によるこれまでの復興支援活動へのお礼とともに「オール立命館校友大会2018 in 仙台」への参加呼びかけが行われた。最後は、片岡健治副会長(1984産社)による万歳三唱でお開きとなった。
懇親会中は、古角博子常任幹事('00法)のご協力により、校友会設立100周年ロゴの手旗の記念撮影が多数行われた。
また、テーブルごとに校友会未来人財育成基金の募金箱が設置され、参加者がお帰りの際にはさらに呼びかけが行われ、寄付が寄せられた。
なお、大学代表として森島理事長・渡辺副総長のほかに久岡康成副理事長、志方弘樹常務理事、佐藤典司経営学部長、名取隆テクノロジー・マネジメント研究科長、式王美子政策科学部副学部長、矢藤優子総合心理学部副学部長が出席された。
また、事務局として廣井徹大阪いばらきキャンパス事務局長、柴田直人大阪いばらきキャンパス事務局次長(教学部次長)、中上晶代総務部次長・秘書課長(理事長担当)、校友・父母課の曽谷直樹課長補佐と張楽課員が出席した。