徳島県校友会総会に先立ち、2016年7月23日15:30より女性校友の集いARRサークルが開催され、徳島県在住の女性校友11名と、徳島県校友会の鎌田啓三会長(69・産社)、立命館大学校友会の福元寅典副会長(72・経済)、事務局より曽谷、朴が参加した。
女性校友が気軽に集まれるようにとの趣旨で活動を続けてきた同サークルであるが、今回は校友会設立100周年に向けより女性の視点を採り入れたいと、ARRサークルの顧問であり校友会設立100周年記念誌部会長の宮崎房子氏(59・経済)に参加者からインタビューを行った。
宮崎氏は都道府県校友会における初の女性校友会長を務めた経歴を持ち、ARRサークルを立ち上げるなど、校友会における女性の地位向上に貢献してきた人物である。現サークル会長である箕浦啓子氏(79・経営)の司会進行のもと、宮崎氏からは「末川先生に憧れて立命館に入学した」、「当時経済学部には女性が2名しかおらず、女子トイレもなかった」というエピソードが語られ、若い世代の参加者からは「女性が社会に出るにあたって苦労した点は?」、「どんな思いでARRサークルを立ち上げたのか?」といった質問が相次いだ。
本部事業として100周年の準備は進んでいるが、ARRサークルのように自主的な企画が実施された例はまだ少ない。今後各地でもこうした取り組みが続くことで、校友会全体として100周年の機運が高まることを期待する。