7月7日(土)12時より、日本名城100 選のひとつ和歌山城を一望するダイワロイネット和歌山「グランの間」において、和歌山県校友会総会が開催されました。折しも関西地区は連日の大雨が続き、交通機関もマヒする中、校友、その家族56人が参加しました。当初参加予定は64人でしたが、荒天による交通機関の乱れや市町村職員の待機などの 理由で8人が欠席でした。うち新卒者は5人と若手の参加も多く見られました。和歌山県校友会をはじめとする関係者の開催への努力はもとより、悪天候をついて、校友会本部福元副会長も鹿児島から飛行機、私鉄、JRの在来線を駆使して参加されるなど、校友会の絆、温かさが感じられる会となりました。
若手校友コンビでの司会を予定していましたが、大雨災害に備えての職場待機のため欠席となり、急遽、和田好史事務局長(1982年産業社会学部卒)の司会進行で開会いたしました。
先ず、歴代会長をはじめこれまで同会を支えてくださった今は亡き諸先輩方のご冥福をお祈りし、全員で黙祷を行いました。その後、校歌を斉唱し、村上長保会長(1973年理工学部卒業)が開会の挨拶を行いました。挨拶の中で村上会長は、これまで取り組んできた現役世代との交流、女性校友の参加、「校友会未来人財育成基金募集推進事業」への取り組み強化など、成果が現れつつあるこれまでの到達点について述べられました。とりわけ、近年の学生の活躍、これを支える「校友会未来人材育成基金」への協力がたいへん重要とし、さらなる強化をうったえ、節目である校友会100周年に向けて準備を進めていきたいと締めくくりました。
来賓のご挨拶では、大学代表の建山和由常務理事と校友会本部代表の福元寅典副会長が、それぞれ来賓を代表して挨拶を行いました。挨拶の中で建山常務は、大阪いばらきキャンパスの大阪北部地震での被害状況、復旧状況について触れ、校友会からの支援について感謝の意を述べました。つづいて、食マネジメンド学部の順調な滑り出しと、2019年に開設を予定しているグローバル教養学部の準備状況など、学園の近況を報告しました。新しい時代に対応する学問の重要性、改革の必要性についてのべ、中期計画R2030の議論状況の紹介では「今の時代は、先が見えない時代といわれています。先が見えないがゆえに、逆に立命館がこうあるべき、こうやっていこうと未来を創る事ができる。そう考えて『挑戦をもっと自由に』とR2030ビジョンではキーメッセージを置いている。校友のみなさんにもぜひ学園づくりに参加してほしい。いい教育、おもしろい学問に学生は集まる。未来を見据えた学問ができる大学づくりをすべき」と語り、立命館の次なる改革の目指すところについて、校友の理解と協力を求めました。
福元副会長は、地元鹿児島県を舞台に展開するNHK大河ドラマ「西郷どん」の掛け声「チェスト!和歌山」の掛け声ともにご挨拶され、大河ドラマでは明治維新が取り扱われているが、今。大学こそ維新が必要、少子化、18歳人口の激減、学びの内容の大幅な変更が必要である。「大学維新」だ。と強く訴え「校友会と大学は車の両輪」と双方の連携の重要性について語り、「校友会未来人材育成基金は後輩支援の文化を作っていくもの、現役学生たちのますますの活躍につながり、母校のブランド力の強化につながるもの、後輩支援だけではなく、ひいてはわれわれ卒業生のブランド力も上がる」とこれまで以上の支援を呼びかけました。
続いて総会の議事にうつり、和田好史事務局長(1982年産業社会学部卒)から、事業報告、会計報告等を資料に基づき進行し、参加者は これらを拍手で承認。議事は終了となりました。
祝電披露後、今回参加メンバーのうち最年少校友である坂本和樹(2018経営)、西本朱里(2018経営)、山泉貴子(2018薬)の3名が乾杯を発声、懇親会へと移行しました。今回和歌山県校友会では初登場のアカペラサークルSONG-JENICS「ゆすらうめ」懐かしいアイドルソングのオンパレードに会場が大いにわきました。ビンゴゲームのアトラクションなども行われる中、和やかに懇親交流が展開され、井手幸男副会長(1968年経営学部卒)のご挨拶で中締めとなりました。
その他大学からは、OICキャンパス事務局長の廣井が参加しました。