2017年2月18日(土)、明治記念館にて「東京校友会校友大会」が開催された。(参加者230名)
第一部の総会は安藤辰生常任幹事('88産社)の司会進行により、故・衿野未矢前副会長('86産社)をはじめこの1年で逝去された方々へ黙祷が捧げられ、男声合唱団メンネルコールOBによる校歌斉唱で幕を開けた。竹内美奈子会長('83法)によるご挨拶では、衣笠キャンパスに新設された平井嘉一郎記念図書館が紹介され、パワーポイントを用いて2017年度の活動方針が明示された。続いて、竹内会長が議長として選出された後、中野弘幹事長('80経済)による事業報告・事業計画・役員人事、亀村明副会長('70経営)による収支報告・予算、城戸和弘監事('81経済)による会計監査報告が提案され、全て承認された。
井辻秀剛副会長('84経営)による未来人財育成基金報告では、趣旨・目標・実績が明確に示された上で、昨年の総会で学生として成果発表した林俊之介さん('16スポ健)のビデオレターが上映された。未来人財育成基金を活用した+R個人奨励奨学金を受給したことで自分が夢を見つけてその実現にむけて近づくきっかけを得たこと、受給・卒業後も夢を追いかけて念願だったアメリカの大学合格を果たしたこと、未来人財育成基金と寄付をしていただいた校友の皆様への感謝の声とともに後輩たちのためにさらなる支援の呼びかけが述べられた。先輩校友による寄付が後輩学生を後押しし、学生時代から卒業後もつながり続けることとなり、校友会が進めている循環型後輩支援文化づくりのモデルケースの一つと言えるだろう。
来賓紹介の後、来賓を代表し、大学代表の森島朋三専務理事('86産社)、校友会代表の村上健治校友会本部会長('70産社)によるご挨拶があった。
第二部の講演会は、小倉拓也幹事('10院法)・村上しほり常任幹事('07産社)の司会進行により、ロボットクリエーター・高橋智隆氏('98産社)が「ロボット時代の創造」と題し、ご自身の経歴・職業紹介から、CMで有名なグランドキャニオン登頂やルマン24時間完走の映像、制作されたロボットの実演、そして多様なロボット制作から得られた普遍的な知見が述べられた。とてもわかりやすい内容、かわいいロボットたちの動き、さわやかで明快な語り口で観客は大いに魅了された。
講演会に引き続き、お楽しみの懇親会となった。司会進行は講演会に引き続き小倉氏と村上氏が行い、住野公一相談役('70経済)による乾杯の挨拶で開宴。
懇親会の最中は、東京校友会の名物であり活動の柱でもある、多様なサークルの活動発表が行われた。リツトレ、リツラン、リツオン、芝楽会、リツブロ、りつらく、リツタン、Ritsワインの会、Team Rinoの会員の皆様が次々とステージに上がり、趣向を凝らした活動発表が行われた。また、当日出席されている団体による紹介も行われ、メンネルコールOB、石川県校友会、福島県校友会、法学部同窓会、APU校友会、陸上競技部OBOG会、ラグビー部OB会、ボート部OB会が次々と登壇し、負けじと熱い挨拶が行われた。さらに、初参加の新卒校友、東京キャンパス職員の挨拶も続いた。
宴もたけなわとなったところで、恒例の木山秀一茨城県校友会幹事長('81法)による口上の後、浦野寛大さん('15文)の演舞によるグレーター立命、そして木山氏の演舞による校歌斉唱が行われた。亀村明副会長による三本締めの後、最後は200名を超える参加者による集合写真を撮影し、お開きとなった。
盛りだくさんの企画に数多くの校友が参画し、初参加の校友が多かったことからさらなる出会いが生まれ、竹内会長が掲げる「多様性(ダイバーシティー)」の実現に近づく大会となった。
懇親会の間、校友会設立100周年記念ロゴの手旗による撮影が多数行われた。
なお、立命館大学校友会事務局として、立命館大学校友・父母課課長補佐の曽谷直樹('03経済)が出席した。