2月11日(土)17時から「ブラッスリー・ローリエ」(ホテルメトロポリタン高崎6階)において、立命館大学群馬県校友会が総会を開催した(参加者25名)。
開会に当たり、石橋博会長(74年産社)が「校友会における様々な活動が『文化』と呼ばれるほどのものになるように、充実させていきたい」と挨拶を述べた。続いて総会議事となり、今年度の事業・決算報告、次年度事業計画・予算が石橋会長から報告された。また次年度総会は会設立20周年記念総会となることから、幹事会にて新たな役員体制を検討していく旨も併せて報告され、承認された。次に、校友会未来人財育成基金募集推進特別委員会の委員(RFSリーダー)を務める同会の岩崎明氏(94年法)が、同基金募集活動は校友会会則第2条に定められた「母校支援」という校友会活動の目的に基づくものであること等、同基金募集活動の発足経緯を紹介。そして「海外留学や海外でのボランティア活動等、正課の学業に取り組んだ上で、さらに積極的に自ら学びを追求していく学生は、親御さんだけでは支えきれないことがある。そのような場合に校友会の基金で『未来を創る後輩』の成長を支援していこうという趣旨でこの活動は推進されている。昨年8月22日には日本経済新聞社がこの活動を評価し、村上健治校友会長の寄稿記事を掲載してくれた。記事にも記載されているように、息の長い取組みとするために一口1,000円から参加できるように設定されている。どうか趣旨をご理解の上、ご協力をお願いしたい」と呼びかけを行い、総会議事は終了した。次に来賓が一人ずつ紹介され、渡辺公三・立命館副総長が祝辞を述べられた。祝辞の中で渡辺副総長は、文学部の東山篤規教授のイグノーベル賞受賞、世界で通用する人材育成を目指したオーストラリア国立大学との共同学士課程の設置、そして食科学部の設置構想について説明されるとともに、群馬県出身の学生がかるた会のメンバーとして全国優勝したことなどを紹介された。最後に「皆さんの後に後輩たちが続くように本学への進学の誘いのご協力をお願いしたい」と括られた。続いて校友会本部を代表して林幸雄副会長が、「『未来人財』とは立命館の後輩学生を表す。RFSリーダーの岩崎さんが仰ったように、学業に取り組んだ上で、さらに多様な活動に取り組もうとしている学生たちを、先輩として応援してあげようというもの。校友会の支援で成長した学生たちは、卒業後は社会で活躍してくれると思う。そのことがまた立命館の社会的評価を高め、ブランド力向上へとつながっていく。このようなサイクルを校友の皆さんのご協力でつくっていこうとしている。どうか宜しくお願いしたい」と同基金募集推進活動への協力要請を交えながら祝辞を述べた。
記念撮影を経て懇親会となり、ちょうど公務から駆け付けた高崎経済大学名誉教授の戸所隆氏(74年院文・元立命館大学文学部教授)が、80年代後半期から90年代にわたり、本学の執行部として「改革の立命館」と社会的評価を受けた諸事業に携わった経験を紹介するとともに、「先般日本地理学会長に就任できたのも、出身大学の社会的評価が高まってきたことも背景の一つとして考えられる。あらためて母校との縁に感謝したい」と挨拶し、高らかに乾杯を発声した。和やかな交流の中、金井三千代氏(91年経営)の進行で、参加者一人ひとりがスピーチを行った。母校への思い、学生時代の思い出、そして普段抱えている仕事や家事での課題等、参加者は様々な思いを出し合った。本音を出し合うことで、相互交流はさらに進み、その後も活発な意見交換が展開されていった。最後は松田正憲氏(72年法)が挨拶を行い、中締めとなった。
なお、校友会本部事務局からは事務局長の大場が参加した。