6月12日(日)15時からプラザ洞津において、立命館大学三重県校友会が総会を開催した(参加者165名)。
第1部の総会は、八橋友香理事(95年産社)が司会進行。物故校友への黙祷に続き、山川和俊会長(67年法)が挨拶を行った。挨拶の中で山川会長は、同会の組織強化方針に関わり、広い県域を有する三重県全体としてのまとまりを持たせつつ、各地区校友会の活性化に取り組んでいくこと、若手女性層について、昨年度発足したリコネクト三重の自主的な活動を支援し、次代を担う人材の育成に努めていくこと、そして職域校友会の活性化に取り組んでいくことを挙げ、さらなる協力を呼びかけた。続いて校友会本部を代表して小野守通副会長が挨拶に立ち、母校立命館が世界大学ランキング200位を目指していることに関わり、「それを後押しするためには校友の社会(含む海外)での活躍は重要なファクターである。校友会ネットワークはその活躍を支える基盤とならねばならない」と述べた。また校友会未来人財育成基金の成果報告リーフレットを手に、「この基金はここに紹介されているような未来の校友の成長を支援するためのもの。さらなるご理解、ご協力を賜りたい」と括った。そして東博司副会長(69年経)を会長代行とする役員体制案をはじめとする総会議事が全会一致で承認された後、学園の近況報告として市川正人・立命館副総長がご登壇され、R2020後半期計画に掲げたグローバル化、教育・研究に関わる諸課題とそれらを解決するために掲げた目標について分かりやすくご紹介された。
第2部の記念講演会の講師は校友で株式会社伊藤製作所代表取締役社長の伊藤澄夫氏(65年営)。「中小企業の体験的アジア戦略」というテーマで、メーカーの生産拠点の海外移転を契機に海外展開したこと、とりわけ当初対日感情の悪かったフィリピンでの成功体験、そして現地の財閥からの熱烈な要請に応えて展開したインドネシアでのご経験について紹介された。伊藤社長は成功の要因として「社員が主役の経営」に徹したことを挙げられ、「歴史的な背景、宗教の違い、人種の違い等様々な課題はあるものの、人間同士、本気で付き合うと分かり合えるもの」と体験に基づく含蓄あふれるお話を交えながら講演された。
第3部の懇親会は、八橋理事の司会のもと、冒頭に渡邊駿太元応援団長(14年文)による演舞に合わせて校歌を斉唱。次に東会長代行と小野校友会本部副会長が挨拶を行い、来賓の伊藤享司愛知県校友会会長(79年経)の乾杯発声で開宴となった。今春卒業したフレッシュな顔ぶれから、卒業60年を迎えられる大先輩に至るまで、多様なコミュニティの中で、世代を超え、職場を超え、活発な交流が展開された。恒例の大抽選会は森智広理事(01年理工)の名司会で、大盛況となった。最後は、再び渡邊元団長が登壇し、演舞に合わせて全員で応援歌を斉唱。中山良徳副会長(69年経)の挨拶と一本締めで中締めとなった。
なお、校友会本部事務局からは事務局長の大場が参加した。