2016年11月26日(土)18時30分より、タイ王国バンコク市内の Rosabieng Restaurant にて、「タイ王国校友会 懇親会」が開催された。同会には校友会設立100周年記念事業を担当する小野守通副会長夫妻が日本から駆けつけたほか、現在、タイのタマサート大学に留学中の現役学生5名、APU校友1名、校友会本部事務局の2名を含む計21名が出席した。
懇親会に先立ち、加賀美長稔会長(’76産社)による挨拶、来賓紹介と10月13日にご逝去されたプミポン前国王への黙祷が行なわれた。その後、校友会事務局の舩尾優一校友・父母課長補佐と朴秋香課員が2019年に向け準備を進めている100周年記念事業の概要を説明、続いて小野副会長が100周年記念事業に対する想いを述べると共に、「自身が学生時代は、海外を進路する選択肢はほとんどなかった。みなさんがその進路を切り拓いてくれたおかげで現在世界中で多くの校友が活躍できており、それが母校の評価につながっている」と挨拶した。その後、自己紹介タイムとなり、40年以上タイに居住している校友から、最近赴任した校友まで、様々な業界で活躍する校友による多岐にわたるエピソードが披露された。
タイ語で食堂車を意味する屋号のとおり、汽車をモチーフにした店内で伝統的なタイ料理を味わいながら、会は終始和やかな雰囲気で進行した。参加者たちは学生時代の思い出はもちろん、タイでの生活やビジネスに必要な生きた情報を交換し合っていた。また、参加した留学中の学生は、タイでの就職を具体的に考えている学生も多く、大学でもタイの生活でも先輩となり、人生のロールモデルとなる校友との貴重な交流の機会に、真剣な眼差しで質問、先輩の言葉に聞き入っていた。
途中、小野副会長夫妻がお土産として持参した新潟名物・笹団子をふるまい、小野夫人が剥き方をレクチャーする場面もあり、参加者は笑顔で笹団子を頬張っていた。最後に全員で写真撮影を行ない、尽きぬ会話を惜しみつつ中締めとなった。