7月25日(土)17時からサンプリエール(長崎市)において、長崎県校友会が総会を開催した(参加者43名)。
第一部の総会は池田真樹事務局長(99年経済)の司会進行で開会し、物故校友への黙祷に続き、横山正人会長(83年院理工)が挨拶に立ち、「2010年の福岡における校友大会以降、当会でも若手・女性校友の校友会活動への参加が増えた。これは同大会以降、オール九州で連携しながら様々な企画を実施していることが功を奏している。今後も佐世保比叡会等、県内各地の校友会組織と連携しながら活性化につなげていきたい」と述べた。来賓紹介後、学校法人立命館の髙橋英幸常務理事(69年経済)が学園を代表して挨拶に立ち、地域・社会連携というキャンパスコンセプトに基づいた様々な取り組みや、キャンパス内に設置された防災公園(岩倉公園)に数多くの子どもたちが親しげに訪れている光景を紹介し、同キャンパスが市民に愛されるキャンパスとしてスタートを切ったことを報告。また、R2020基本計画に基づき、衣笠、びわこ・くさつ両キャンパスにおいてもキャンパス創造事業が展開されていること、さらに大学のグローバル化に関わり、スーパーグローバル大学創成支援事業の提案文書に掲げたオーストラリア国立大学との共同学部設置等の目標を確実に達成しつつ、グローバル化を推進していくことを紹介した。祝電披露後、総会議事となり、横山会長を議長に予決算、事業報告等、全5議案が審議され、全ての議案が拍手をもって承認された。事業報告の中では、馬場雅朗RFSリーダー(98年産社)が「本基金はケニアで国際ボランティアに取り組んできた田中美帆さんのような未来を切り拓く学生の活動支援に活用されます。可愛い後輩たちへの支援にご協力をお願いしたい」と熱く協力を呼びかけた。また6年間にわたり会長職を務めた横山氏から、市原正博氏(71年経済)への会長交代を含めた新役員体制案承認後は、新旧会長の挨拶があり、横山前会長へ絈井憲校友会本部副会長から感謝状と記念品が贈呈された。
第二部の記念講演会では、スポーツ健康科学部の種子田穣教授(91年院経営)が「オリンピックとビジネス~ドラッガーの『顧客創造』からみる~」というテーマで講演された。講演の中で種子田教授は、「オリンピックではメダルの獲得数ばかりが注目される。それはそれで重要なことなのかもしれないが、スポーツ本来の役割とは何か、スポーツの持つ公共性、とりわけ多様な人々が共通のルールで競技を行い、交流するということに注目し、ドラッガーの言う『顧客創造』という観点から、オリンピック開催を契機に様々な競技に焦点を当てつつ競技者およびファンを増やしていくことが重要だ」と持論を紹介された。
講演会終了後は参加者全員で記念撮影を行い、第三部の懇親会へと移行した。冒頭、学校法人東明館学園の前田秀敏事務局長(72年経済)が挨拶に立ち、立命館の校友、教職員が力を合わせて運営している同校の状況を報告し、理解と協力を求めた。続いて絈井副会長が登壇し、「立命館大学の社会的評価を高めている一つの要素に校友の社会での活躍、校友会活動の活性化がある。2019年の会設立100周年に向けて、若手・女性校友の参加・参画を得ながら、さらに活性化に努めていこう」と述べ、声高らかに乾杯を発声し、開宴となった。和やかな交流が進む中、上子秋生・立命館アジア太平洋大学副学長および新規参加者のスピーチ、山口誠太郎氏(13年産社)とNCC長崎文化放送アナウンサーの北浦静香氏(2010年文)の名司会のもと行われたビンゴゲーム等で、会は大いに盛り上がった。最後は、全員で応援歌、校歌、寮歌を斉唱し、市原新会長の5本締め(米朝締め)でお開きとなった。
なお、校友会本部事務局からは事務局長の大場が参加した。