8月30日(土)17時から「ビアンコ」において、熊本県校友会が年次総会を開催した(参加者51名)。
総会は飯田俊之事務局長(1982年産業社会学部)が司会進行。冒頭、物故者への黙祷を行い、続いて校歌を斉唱。その後、隈部幸一会長(1972年経営学部)が開会の挨拶を述べた。挨拶の中で隈部会長は、先立って行われた就職状況に関する情報交換会の報告者の一人である新卒校友の板井恵理香氏(2014年経済学部)が、就職活動に取り組む学生の保護者への心構えとして述べた、「愛ある放置を」という言葉に触れ、「就職活動に一所懸命取り組んだ若い校友ならではの言葉。子の想いとして保護者にもよく伝わったと思う」と感想を述べるとともに、「今次総会では、旧交を温め、かつ母校発展のために活発な交流をして欲しい」と校友会活動への思いを述べた。次に学園を代表して平田純一副総長が、R2020前半期の主要な取り組みとして教育研究の高度化、グローバル化等の推進基盤となるOIC開設をはじめとする各キャンパス創造事業の現状について紹介をするとともに、R2020後半期に関わり、今後は「教育の質的転換」等、ソフトに重点を置いた改革を推進していくこと等の学園の近況報告を行った。続いて校友会を代表して林幸雄副会長(1973年産業社会学部)が、「2019年に校友会が設立100周年を迎えるに当たり、それを機会に校友会として学園の発展に何らかの形で寄与したいと考え、考え出されたのが『未来人財育成基金』。多くの方が母校に対する思いを寄付という具体的な形にしながら参加して欲しい」と同事業への協力要請を込めた挨拶を述べた。そして今村正治APU副学長・立命館常務理事が、グローバル化の中で位置づけが高まるAPUの近況報告を行い、元APU副学長であり元立命館常務理事の慈道裕治学校法人東明館学園理事長が、立命館スピリッツで改革を進める同校の状況について報告を行った。来賓挨拶終了後総会議事となり、予決算、事業報告、同計画等、全ての議案が承認された後、大場茂生校友会本部事務局長が、林副会長から紹介のあった「未来人財育成基金」の意義について、「少額でもより多くの校友が参加してくれることが極めて重要。寄付者は寄付することによって、より母校に関心をもってくれる。そのことが母校の発展に向けた積極的な提言に繋がったり、後輩である学生への就職支援等に繋がっていく」と補足説明を行い、あらためて協力の要請を行った。それを受けて飯田事務局長より、「本日参加の皆さんのご承認が得られるならば募金箱を回したい」との提案があり、これを拍手で承認。懇親会の最中募金箱が回されることとなった。
総会終了後は懇親会となり、公務を終え駆けつけた校友のフリーアナウンサー前園絵吏氏(2003年産業社会学部)が司会進行で、吉良禎人前会長(1957年経済学部)が乾杯を発声。和やかな懇親交流タイムとなった。恒例のくじ引き等のアトラクションが展開される中、春からの新歓企画、BBQ企画等を通じて旧知の仲となっている校友同士、活発な交流が行われた。そして最後は、大場校友会本部事務局長のリードで応援歌「グレーター立命」を参加者全員で肩を組み斉唱。興奮冷めやらぬ中、前園潮副会長(1973年経済学部)の挨拶で、中締めとなった。