2012年7月4日(水)11時30分から「京料理 木乃婦」にて「五感で愉しむ夏の京料理」が実施され、校友および同伴者と事務局あわせて48名が参加した。
今回の企画は、公益法人奈良屋記念杉本家保存会の常務理事兼事務局長で料理研究家でもある杉本節子氏と「京料理 木乃婦」の三代目若主人で京都校友会の幹事でもある高橋拓児氏(1991法)とのコラボレーションにより実現したもので、晴れの席での食事からおばんざいまで京の食文化を知り尽くした講師陣による調理の実演とトークを、間近で見聞きし、季節の料理を作り味わう愉しみを知る絶好の機会となった。
西村義行京都校友会副会長(1960経済)の挨拶に続く、第1部の「講師による調理実演&トーク『きょうの夏料理』」では、杉本さんの「始末の料理おばんざい『鱧皮ときゅうりの酢のもの』」、高橋幹事の「プロ仕様のハレの料理「『鱧の煮物椀』」が、それぞれ素材や道具、調理方法等につぃての解説をまじえながら調理実演が行われた。参加者は、講師陣の、プロフェッショナルな技に、時おり身を乗り出しながら熱心に見入り、ユーモアを交えた楽しいトークに魅了されていた。
続く第2部の会食・懇親会は、平林幸子氏(1971法)の乾杯の発声により開宴となった。参加者は、調理実演されたメニューも含まれた木乃婦の会席料理を堪能し、京都校友会の仲間同士で懇親を深めた。途中、参加者の安川淳史氏(1984経済)、今井孝子氏(2003院文)、松山義信氏(1971法)、于修忠幹事(1993国際)らが、自らの近況報告、母校および校友会への想いなどを述べる場面もあり、会場は終始和やかな空気に包まれ、参加者の五感がたっぷりと満たされる一日となった。