2011年11月20日(日)10時30分より東京都江東区のアンフェリシオンにて「2011年東京校友会校友大会」が開催され、来賓含めて118名の校友が参加した。
第1部となった総会は、矢倉章博幹事長(S58法)の司会により進行され、RITS東京メンネルコールのリードによる校歌斉唱を行った後、住野公一会長(S45経済)が挨拶に立ち、「何事にも『自主・自発・自律』が大事である。校友会活動においても同じであり、ただ参加するだけよりも、主体的に行動することで格段と楽しくなり、得るものも大きくなる」と参加校友に積極的な行動を呼びかけた。続いて議事に移り、議長として選出された住野会長が再び舞台に登壇、会計監査報告、事業報告、会計報告、役員改選、事業計画、予算等が審議された後、全て拍手をもって承認された。なお、役員改選の中では、これまで要職を担ってきた矢倉幹事長の幹事長退任と、竹内美奈子副幹事長(S58法)の幹事長就任も行われた。
来賓挨拶の後、学園を代表して長田豊臣立命館理事長が「学園ビジョンR2020」にふれて学園の近況報告を、校友会を代表して飛鳥井雅和校友会副会長が校友会近況報告を来賓挨拶の中で行った。また、続いて中野弘副幹事長(S55経済)が登壇し、「PJ-N(プロジェクトN)」と銘打ち「オール立命館校友大会2012in新潟」への東京校友会の校友の多数の参加を呼びかけた。その中では、参加促進に向けたプロモーションビデオの放映もあり、開催地である新潟県の風景や新潟県校友会の役員、及び校友からのメッセージなど臨場感溢れる内容が紹介された。
第2部の講演会では、竹内美奈子新幹事長が司会を務め、モンテカセム立命館副総長により「いま日本人に必要なこと~『グローバルに垣根を越える』、『外から物を見る』、『'世界や人の役に立つ'ことを地球規模で考える~』」をテーマに講演が行われた。豊富な経験や人脈から生み出される多岐にわたる内容で、現在の日本に対しての提言やそれに関連する立命館の取り組みも交えた展開に参加校友は聞き入っていた。
第3部の懇親会では、清水レナ常任幹事(H8経済)が司会を進行。最初に小野守通新潟県校友会会長(S44経営)が杉崎朋子新潟県校友会女性部長(H4文)と共に登壇、挨拶を行い、その中で改めて「オール立命館校友大会2012in新潟」の紹介があった後、野口邦夫神奈川県校友会会長(S49法)による乾杯の発声で歓談が始まった。歓談の時間が始まって程なくして、当日、新潟県より特別参加した新潟高橋竹山会の津軽三味線奏者小林史佳さん(H9理工)が華麗な三味線演奏を披露。卓越した撥さばきにより力強い音色が奏でられ、会場に響きわたった。
続いて舞台上では、総会に引き続き「PJ-N」、また「女性セミナー」、「リツトレ」、「芝楽会」など東京校友会の様々な活動紹介と参加呼びかけが行われた。会場後方の壁には、各活動についての紹介チラシも掲示され、具体的な内容が一目でわかるようになっていた。他にも、立命館学園の現在に至るまでの歴史について写真等を交えつつ紹介するパネル展示や、広小路キャンパスを3次元の映像世界で再現、当時のキャンパス内を散策できる『バーチャル広小路』の上映会を開催した際の映像が流され、参加者はありし日の学園の雰囲気を味わった。懇親会場は立食形式で自由に移動ができるため、100名を超える規模の中でも参加者は話をしたい校友と次々と交流し、世代や職業を超えて校友同士のネットワークを広げていた。
会が終盤へと近づく中、参加校友全員で応援歌を斉唱。閉会にあたって稲本蕗子副会長(S34文)から挨拶があった後、かつて校友会東京支部長を歴任した森尾正顧問(S17法)、降旗顕英顧問(S29院経済)のお二人の校友が登壇、挨拶を行いお開きとなった。
なお、校友会事務局からは縄本敏校友会事務局長、舩尾優一校友・父母課課員が出席した。