7月14日(土)16時から高松市内のホテルパールガーデンにて香川県校友会総会が開催され、188名の参加があった。当日は香川県在住・勤務の校友やその友人・知人、また、岡山県校友会の役員や現役学生、その父母など様々な関係者が一堂に会した。
受付では温かみのある手書きの名札が配られると共に、「宇高連絡船」の切り絵のデザインと参加校友の名前の一覧が記載された特製ラベルの焼酎等が入ったお土産セット一式が配布され、参加校友は総会開始前から笑顔を見せていた。
会場では、香川県校友会ではおなじみとなっている配席の工夫により、若手校友が着席するテーブルが会場のステージの前の最前列に並び、卒業年度ごとに分けられたテーブルでは同年代の校友同士が、互いの再会を喜びながら、早速話に花を咲かせていた。
開始時間となり、地元RNC(西日本放送)の人気番組「every」を担当している岸たけしさん(1995産社)の流暢な司会により総会の幕が開いた。冒頭、12年間香川県校友会の会長を務め、今回の総会にて勇退する村上良一会長(1958法)より挨拶があり、「会長を務めた12年間、歴代の事務局長の努力の積み重ねのおかげで、他県の校友会が参考にする会にまで盛り上げることができた。同じ大学出身同士、肩の凝らない集まりを目指し、年々若返りをさせることもできた。校友会では、同じ場所で学んだ先輩・後輩同士、遠慮なく楽しんでほしい。」とこれまでの歩みを振り返りつつ参加校友にメッセージを送った。
挨拶の後には、これまで香川県校友会を育んできた村上会長に感謝をこめて、代表して古市祐芽幹事(2010法)より花束が贈呈された。また、校友会本部からは、代表して福元副会長より感謝状と記念品が贈呈された。
その後、来賓を代表して、本郷真紹副総長より東日本大震災の被災地支援の取組み・R2020など大学の近況について、また、福元寅典副会長より未来人財育成基金など校友会の近況にふれた挨拶が行われた。
続いて、総会議事に移り、穴吹学事務局長(1971経営)より平成23年度の経過報告、会計報告、平成24年度の事業案、改選案について一括して説明提案が行なわれ、全て拍手をもって承認された。その中では、新たな試みとしてウォーキング・温泉めぐり、応援(カマタマーレ讃岐)、野菜収穫、女子会、二十歳代の会といった多様な「クラブ活動」についても紹介があり、参加を希望する校友が早速「申し込み表」に記入する姿があった。また、仕事の関係で総会開催時にはインドネシアのジャカルタに向かう機中であった松浦康隆新会長からのメッセージが代読され、「校友会の活性化、母校の発展を目指して日本一の校友会を作り上げていきたい」との決意が伝えられた。
大学や校友会本部、近隣校友会、他大学校友会等の来賓紹介があった後、4名の立命館議員団が舞台に上がり、団長の大山博道さぬき市議(1971経営)を筆頭に、山本悟史香川県議(1992法)、岡野しゅり子高松市議(1996国関)、十河治郎三木町議(1976経営)がそれぞれに挨拶を行い、その中でも村上前会長のご勇退を惜しみ、これまでの感謝を伝える言葉が述べられた。
その後、24年前まで香川・四国から本土へ渡るための足であった「宇高連絡船」の船長を長く務めた治多治郎さんによる「連絡船こぼれ話」が行なわれた。制服を着た治多元船長が登壇するタイミングにあわせて、色とりどりの鮮やかなテープが会場から舞台に投げ入れられる粋な演出により、華やかな雰囲気の中で講演はスタートした。船内で販売された「連絡船うどん」や船が出発する際の「テープ」にまつわる話など、豊富な実体験をもとにした臨場感溢れる語り口に参加校友は聞き入っていた。講演の最後には、久保田一博さんによる当時の船内放送の再現や、収録されたドラの音源も紹介される中、参加校友の大きな拍手が送られる中で終了となった。
続いて、ステージには新卒校友を含めた若手校友が5名登壇、香川県や校友会についての想いや、勤務先の会社の製品のアピールなどそれぞれが特色のある自己紹介を行なった後、声をそろえて全員で乾杯の発声を行ない開宴となった。
講演の中にも登場した「連絡船うどん」も振舞われる中、多様な参加者が世代や職業を超えた交流を楽しんでいた。
途中、ステージでは高松市出身で瀬戸内海を舞台にした「連絡船慕情」等のヒット曲を持つ池永ひとみさんによるミニライブショーが行なわれ、歌いだしにあわせてテープが投げ入れられる演出の中、数々の曲を披露。フラダンスと一緒に歌声を響かせる場面もあり、美声とレパートリーの広さで参加者を魅了していた。
また、香川県が大河ドラマ「平清盛」による観光客の誘客を図るために組織された女性7人のキャストによる「かがわ源平紅白キャラバン隊」が華麗なパフォーマンスを行った。 大河ドラマ「平清盛」や香川に残る源平伝説ゆかりの7人(平清盛、平教経、建礼門院徳子、源義経、佐藤継信、那須与一、相模坊)に扮したキャストによるオリジナルの歌とダンス、迫力のある楽器演奏で会場の雰囲気を盛り上げていた。
その後、趣向を凝らした豪華景品をかけた抽選会が行なわれ、スクリーンに順番に当選番号が発表されると、見事当選を果たした参加者がステージの前で穴吹事務局長から景品を笑顔で受け取っていた。また、景品の当選がなかった参加者にも、受付にて配布されたお土産セットの中に「宇高連絡船」の切絵が参加賞としてすでに封入されていることの紹介があった。池永ひとみさんのCDをかけた大じゃんけん大会も行なわれ、最後まで勝ち残った3名が、ステージ上で本人から直接プレゼントされると、会場からは大きな拍手が送られていた。
会が盛り上がりを見せる中、参加者全員で校歌・応援歌を斉唱。ステージにあがった応援団OBの宮本浩志さん(1981法)と立命館大学より参加したチアリーダーOGの正木悠里入試広報課員のきれのある見事なリードにより、会場全体の空気は大きな一体感に包まれた。最後は、谷川吉彦副会長(1986法)による締めの挨拶でお開きとなった。
なお、校友会本部事務局からは村上吉胤副事務局長、舩尾優一校友・父母課員が参加した。
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