6月18日(土)14時から、「平成23年度奈良県校友会総会~大きくひろげよう校友の輪~」が橿原ロイヤルホテルにて、来賓含めて199名参加のもとで盛大に開催された。
中井芳一常任幹事(S44文)、金谷久仁子氏(S57産社)の2人の総合司会により進行され、杉本昭司副会長(S32文)の開会の辞によって総会が始まった。
最初に、立命館物故校友並びに東日本大震災被災者への黙祷が行われた後、松尾悠立命館大学応援団元団長(H22理工)のリードにより参加校友全員で校歌斉唱を行い、会場に歌声が響いた。続いて、渡邉申孝奈良県校友会長(S33法)より挨拶があり、「校友会と学園は車の両輪である。校友会として校友同士の親睦や交流と共に、母校の発展のために力を尽くしていきたい」と述べた。来賓挨拶では、川口清史立命館総長が現在の学園の状況について、学園のビジョンや中期計画について、茨木キャンパス構想などに触れつつ熱弁をふるった。その後、西村隆校友会本部副会長、村上健治校友会本部副会長・大阪校友会会長から校友会活動にふれて挨拶があった後、来賓紹介が行われた。酒谷庄兵衛副会長(S32経済)が議長に選出されると、議事では福井徳丞事務局長(S34経済)からの事業報告に始まり、事業計画(案)、会計報告・次年度予算案、会則の変更等、全てが承認された。
記念講演では、木津川計元立命館大学教授が「葬儀と結婚式を誰が変えたのか」というタイトルで、文化の視座に立って葬儀と結婚式が激変した理由と原因を解説。ユーモアと笑いを交えつつ、現在の日本社会の現状を鋭く指摘する内容に参加校友は聞き入っていた。
また、校友企画として、奈良県出身の河瀬直美氏の監督・脚本でカンヌ映画祭出品決定作品である「朱雀(はねず)の月」の予告編が上映された。会場のある橿原市もこの映画の撮影場所となっており、叙情溢れる詩的な世界感を持つ作品の一部や、カンヌ映画祭での様子がスクリーンに映し出された。
続いての懇親会は、粕井憲副会長(S44経済)による開演のことばにより始まり、冒頭に浅賀博京都校友会副会長、辻寛兵庫県校友会長、村上長保和歌山県校友会副会長、坪井新一郎富山県校友会長、縄本敏校友会本部事務局長がそれぞれ挨拶を行った後、久保春茂顧問(S28理工)による乾杯のご発声により歓談がスタートした。当日は、新社会人を含む若い世代や女性校友も多数参加しており、会場の至るところで、世代や職業をこえて校友同士が懇親を深める様子があった。懇親会では、松尾悠立命館大学応援団元団長と立命館立命館大学応援団のリードによる応援歌の斉唱や、中尾浩治事務局広報(S59経済)等のリードにより若手校友企画も行われ、各テーブル対抗の立命館検定クイズなど、参加校友同士が気軽に交流を進めやすいような内容が展開された。成績優秀者には、橿原ロイヤルホテルのチケットやデジタルフォトフレームなどの豪華景品が手渡され、獲得した参加校友は喜びの表情を見せていた。
最後に、平野哲夫会計監査(S39法)より、中締めの挨拶と万歳三唱があり、会は盛況のうちに幕を閉じた。