2017年11月25日(土)18時より石川県金沢市の金沢ニューグランドホテルにて、石川県校友会総会が開催された。昨年、北陸ブロックで初の開催となった「オール立命館校友大会校友大会2016in金沢」の実行委員会を共に担った隣県の富山県、福井県校友会からの来賓等を含め、参加者は144名を数えた。
第1部の総会では、西村和也会長('95経営)が議長となり、平成28年度事業報告書及び収支報告書、及び平成29年度事業計画書及び収支予算書、ならびに会則施行と役員選任が審議された。
第2部は、村上健治校友会本部会長を講師とし、「人間万事塞翁が馬」を演題に講演会が行われた。講演では、自身の大学4回生から社会人生活の序盤におきた人生の転機となる出来事を振り返り、「辛く厳しい経験もいずれ、あの時の苦労があって今の自分があると思えるようになる」と、その時その時を一所懸命に生きることの大切さが語られた。そして大学と校友会を車の両輪に例え、校友がそれぞれの持ち場で頑張る事が母校の発展に貢献することにつながるため、「特に若い世代は一層努力して心豊かに逞しく生きてほしい」と激励の言葉で締めくくった。
第3部は、大橋のり子副会長('74産社)の司会のもと進行され、来賓祝辞として吉田美喜夫立命館総長が、食分野に関して総合的な学びを展開する「食マネジメント学部」や、オーストラリア国立大学との共同学位課程プログラムを組み込んだ「グローバル教養学部」の開設準備など、大学の近況が紹介されると共に、学園への校友からの物心両面での支援に対する謝意が伝えられた。
その後、田村哲朗富山県校友会会長('72経営)の乾杯発声により、懇親会が開宴となった。懇親会では北陸を代表する名品の数々を景品とした「お楽しみ抽選会」が開催され、会場は大いに盛り上がった。
会の後半では、校友会未来人財育成基金について、高村満男副会長('73産社)より現在の実績と更なる支援の呼びかけが行われると共に、校友会事務局からは、基金の活用プランとして震災復興に貢献する学生のエピソードが具体例として紹介され、基金の意義がPRされた。
終盤には、三村智春福島県校友会副会長('85産社)が登壇、東日本大震災の被災地の近況が紹介され、震災直後から取り組まれてきた校友会の東日本大震災復興支援への謝意が述べられた。最後は、参加校友全員で肩を組んで応援歌を斉唱、三村智春福島県校友会副会長の北海道・東北ブロック校友会で来年実施される「オール立命館校友大会2018in仙台」の成功祈願とともに三本締めで中締めとなった。