3月10日(水)18時30分~立命館孔子学院大阪学堂現代中国語講座が開催されます。現代中国語講座とは、現代中国の姿を幅広く分かりやすく客観的に伝え、日中の相互理解を促進することを目的とする講座です。今回で16回目となり、講師に愛知大学国際中国研究奈倉京子氏をお迎えし広東の食文化―ただの「茶」ではない飲茶と涼茶を中心に―をテーマに行います。
■講義概略
中国広東省で広く親しまれている「飲茶」(ヤムチャ)と「涼茶」(リョンチャ)。ともに「茶」と付きますが、ただ「茶」を飲むことにとどまらず、その背後には、この地域の自然環境、歴史、文化、そして人々の日常生活との有機的なつながりが広がっています。
「飲茶」は、ただお茶を飲みながら点心を食べるというだけでなく、コミュニケーションの「場」、商談をする「場」、ストレスを解消する「場」として副次的な機能が人々に重視されてきました。また、気候にともなう身体的変化に適応するため、人々は身体の状態が「上火」か「下火」か(ともに中国医学の概念)ということに敏感であり、それに合わせた食を選択しています。
「上火」の時に飲むのが「涼茶」で、体内の熱を下げる働きがあります。このように、広東の人々は日々の生活の中で身体と心の健康に留意し、より手軽でより経済的な「食」によって、健康を維持しているのです。
もしご興味のある方は、ぜひご参加下さい。
詳細や申込方法はこちらのページをご覧下さい。
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/cc/confucius/100310.pdf
日時:2010年3月10日(水) 18時30分-20時
会場:大阪学堂
(立命館アカデメイア@大阪2F 2B)