1月14日(木)、衣笠キャンパスにて第15回「全国知事リレー講義」を開催した。今回は、島根県の溝口善兵衛知事を迎え「大都市と地方部~島根からの視点~」をテーマに講義を行った。
溝口知事は講義の中で「明治期以降、日本は欧米に追いつこうとしてきたが、現在は日本も成熟した時代に入った。成熟したということは、今までと同じ方向に進んでも本当の豊かさは手に入れられない。例えば地方分権の課題。今までは都市部にすべてが集中していたが、現在はインターネットなどにより都市と地方との情報格差もなくなってきた。大都市以外の場所で人が暮らすということも豊かさを得る1つの方法だろう。地方の豊かな文化を大切にすることは、日本全体のためになる」と語った。
後期最後の知事リレー講義に会場には多くの学生たちが集まり、熱心に溝口知事の講義に聞き入った。