2015年2月21日(土)、衣笠キャンパス以学館にて「全国都道府県校友会代表者会議」が開催され、全国の校友会から約260人が参加した。 開会に先立ち、村上健治校友会長が「この一年間、各都道府県校友会において取り組まれてきたことを通じて得られた経験知等を、校友会活動のさらなる活性化に向けて出し合っていただく場です。全体の場で、あるいはグループワーキングの場で忌憚のないご意見をお出しいただければと存じます」と挨拶した。この後、1月に就任した吉田美喜夫総長が今後の抱負を述べると共に、未来人財育成基金への感謝と「大学と校友は、母と子の絆のように生涯の繋がりだと思っています」と学園と校友の繋がりについて話し、参加者たちに人材育成への協働と、生涯にわたり「知の拠点」としての大学の積極的な活用を呼びかけた。 この後、事務局から校友会開催等の務連絡と、未来人財育成基金の進捗状況と、今後の取り組みの報告、立命館宇治高等学校野球部の選抜高校野球大会出場に関する支援のお願いがあった。
全体会の最後には校友会設立100周年記念特別委員会の荒木幸彦委員長が登壇し、2019年に100周年を迎える校友会の記念事業について説明した。この中で荒木委員長は、改めて校友会設立の経緯と歴史を紹介し、この事業を母校への感謝と後輩支援、校友会功労者への感謝、全校友参加による事業を行い、校友会組織のさらなる強化に努める機会とすることを基本方針に挙げた。 また事業案として、記念碑の設立、学園創設時の校友への感謝状贈呈、記念誌の作成と配布について説明した。イベントとしては、2018年に北海道・東北ブロックで行われる予定の全国校友大会をプレイベントに、また2019年の京都大会では、東北復興支援の節目、女性校友の社会進出と活躍にフォーカスした企画を想定したいとし、全校友へ参加を呼びかけた。
この後、会場を移してグループワークが行われた。世代別に分かれたグループでは、初対面の校友たちが楽しそうに交流し合う場面も見られた。このグループワークでは、「校友会設立100周年に向けた100のアイデアを考える」を第一テーマに各グループごとにディスカッションが進められ、参加者らが活発に意見を出し合った。
グループからは「立命館の映画、ドラマ制作」「記念イベントの中継」「国際フォーラムの開催」「立命館にまつわる100ヵ所めぐりツアー」「思い出食堂の再現」「立命館出身3世代表彰」「若手校友スキルアップと交流のイベント企画」「かつての授業をまじめに受ける」「100人インタビュー」といった、多種多様でユニークな案が発表され、会場からは笑いが起きていた。この後、第二テーマの「都道府県校友会におけるスタートアップ」でも、参加者らが次々と意見を出し合い、どのテーブルも熱気に包まれていた。
休息をはさんで、引き続き懇親会が行われた。長田豊臣理事長の乾杯の発声後、すでにグループワークで打ち解けた参加者らが、世代、職種、地域を越えて交流を図った。最後に小野守道校友副会長が中締めの挨拶を行い、大盛況のうちに本プログラムは締めくくられた。