7月4日(土)14時から、香川県高松市内のホテルパールガーデンにて、香川県校友会主催で第4回目となる「就職情報会議」が開催された。「就職情報会議」は3年前から香川県校友会が同日開催の総会に先立ち、現役学生やその父母を対象として実施している就職支援企画である。今年は、現役学生、学生の父母、校友の数をあわせて35名の参加があり、当初予定していた椅子の数を急きょ増やして参加者の席を確保するほど盛況であった。
同会議は、冒頭の穴吹学事務局長('71経営)からのご挨拶で、香川県校友会として「懇親だけに留まらず、母校・後輩の支援を行なっている」「このような校友会主催の就職支援企画は全国有数の取り組みである」ことなどが説明された。続いて、校友・父母課の曽谷直樹課長補佐からも挨拶があった。その後、司会の真鍋佳樹事務局次長('88経営)の進行により企画は進められた。
当日は、香川県内の有力・人気就職先で勤務する校友がずらりと並び、百十四銀行、中国電力、香川県庁、高松市役所、教員、穴吹学園、SMBC日興証券といった多様な業界の校友10名が校友会ネットワークにより一堂に会した。
校友より就職活動経験や現在の仕事に関する簡単な自己紹介が行われた後、父母や現役学生から就職活動に関する質問に校友が答える形式にて会議は展開された。最初はやや遠慮気味であった参加者も、真鍋事務局次長による参加者からの本音を引き出す巧みな話術と進行により、次第に現在抱えている悩みを経験者である校友に次々と投げかけていった。
進路の決定時期、英語が使える仕事とは、銀行入行後に感じたギャップ、法学部の学びから公務員を目指すには、理系は大学院進学と就職のどちらを選択すべきか、何社ぐらい受けたのか、銀行の等、様々な内容の質問が出されていった。民間企業から公務員までの幅広い業界から、現役学生にとって身近なロールモデルとなる若手校友や、豊富な経験を有する先輩校友、また県内はもちろん関西など県外での勤務経験を持つ校友が参加していることで、どのような質問に対しても実際の経験談に基づいた説得力のあるアドバイスが送られた。
地元である香川県で働くやりがいや楽しさについて、小さい頃から慣れ親しんだ「地元」に貢献でき、新たな発展の力になれることや、昔からの深いつながりをもつ人々との接点を継続的に持つことができ、過ごしやすい環境で生活できることのメリットが語られ、参加者は真剣な表情で聞き入っていた。
終了予定時間となったところで会議は一度お開きとなったが、終了後も参加者の校友に対する質問は続いていた。
参加者の満足度が非常に高く、4年目となる今年も大変好評であった。香川県校友会では来年以降もこのような未来の校友である後輩・母校支援企画を行い、新たな「立命館」ネットワークを広げることを目指している。
※なお、当日の様子は下記からもご覧いただけます。
■香川県校友会HP
http://alumni.ritsumei.jp/kagawa/
■グレイター香川+R
http://6712.teacup.com/kagawaken/bbs