12月23日(火・祝)、静岡県校友会富嶽会を中心とした同県校友会が、第2回富士山女子駅伝に出場する立命館大学体育会女子陸上競技部を応援。見事2連覇を果たしたのを見届けた後、祝勝会を兼ねた総会を開催した。
参加した校友は、午前9時すぎから「立命館大学」と表記された応援の幟、手旗、そして大学応援団から借り受けた横断幕を手に、スタート地点、各中継所、各区間選手の踏ん張りどころとなるポイントに立ち、選手に熱い声援を送り、励まし続けた。
2連覇をめざす立命館大学は、2区で先頭に立ったものの、ライバル校の激しい追い上げを受け、5区を終えた時点でその差は約20秒。ここ数年で一番苦しい展開となった。しかしながら、6区を任された1回生の太田琴菜選手(スポーツ健康科学部1回生)が区間新記録の快走を見せ、一気に1分半にまで差を広げ、アンカーの津田真衣選手(経営学部4回生)に襷をつないだ。襷を受けた津田選手は、眼前に広がる世界遺産富士山に目もくれることなく、心臓破りの坂道を駆け上がり、先頭で競技場へ。集まった校友のみならず数多くの地元の方々の大声援の中、見事自身も区間賞の力走で2連覇のゴールを笑顔で駆け抜けた。
優勝インタビューでは、共に走ったメンバーが異口同音に「真衣さんが笑顔でゴールできるようにとの思いを強くもって走りました」と述べ、アンカーを務めた津田選手が心身ともにチームの柱となり、チームとしてまとまっていたことが2連覇の大きな要因の一つであるように思われた。
優勝の興奮が冷めやらぬ間に始まった富嶽会総会は、鈴木孝治副会長(1978年産社)が司会進行。大石育三会長(1967年経済)が開会の挨拶を述べ、来賓を代表して大場茂生校友会本部事務局長と佐藤友清静岡県校友会事務局長(1967年経済)が祝辞を述べた。乾杯発声後には、店内に設置されたテレビにて放送中の駅伝中継(録画放送)を視聴しながら、レースを振り返りつつ、感動を新たに懇親が深められた。今次総会においては長きにわたり会長を務められた大石会長が勇退され、村上益男氏(1975年文)が新会長に選出された。懇親の最中に、大石前会長に対し、感謝の意をこめて花束贈呈が行われた。そして宴もたけなわとなった頃、元応援団長である鈴木副会長のリードで、応援歌、校歌を斉唱。村上新会長の挨拶で中締めとなった。