7月1日(土)の16時から、香川県高松市内のホテルパールガーデンにて香川県校友会総会・懇親会が開催され、大盛況うちに終了した。
総会・懇親会前に同ホテルにて14時から開催された「就職情報会議」の参加者も含め、香川県内に勤務・在住する校友、現役の立命館大学生やその父母、他県の校友会からの参加者等、立命館や香川県校友会でつながる輪の広がりにより、総勢173名の参加があった。
来賓として、絈井憲全国校友会副会長(69経済)、大分県校友会から安達哲夫副会長(69経営)、安達ひとみ様、岩本澄樹事務局長(76産社)、岡山県校友会から宇佐美雅廣副会長(74法)はじめ5名、立命館大学軽音楽部OB・OGジャズバンドの宮哲之様(80産社)、三村勝則様(82産社)、平川雅子様(92文)、岸本良平様(07政策)、落語家桂塩鯛師匠の先輩である得井久夫様(71法)、大学代表として川口清史顧問の出席があった。
受付では、香川県校友会総会・懇親会において恒例となっている穴吹学事務局長(71経営)が一枚ずつ丁寧に手書きされた名札と、毎年大好評の参加者全員の名前がプリントされたオリジナルラベルの焼酎が配布された。今年は、講演される2016年イグ・ノーベル賞受賞者・東山篤規総合心理学部教授と講演テーマ「股のぞき」にちなんで名前が逆さまにプリントされたラベルであり、参加者にとって記念となる品であった。会場内の円卓は卒業年代ごとに分けられており、立命館大学軽音楽部OB・OGジャズバンドのウエルカムライブが行われる中、開会前から親交を深めていた。
抜群の安定感と熱のこもった司会で毎年おなじみの西日本放送アナウンサー岸たけしさん(95産社)の進行で、参加者全員による校歌斉唱で第一部が幕を開けた。
冒頭に、香川県校友会前会長である村上良一名誉会長(58法)が春の叙勲で藍綬褒章を受賞されたことが紹介され、会場が拍手に包まれた。
続いて、松浦康隆会長(77経営)からは、香川県校友会において各地域、職域で支部を立ち上げ、参加しやすい環境づくりを進めていること、一年を通して参加型イベントを開催していることが紹介され、「母校の発展はもちろんのこと香川県校友会の校友の輪を広げ、発展させて参りたい。」と開会の挨拶が行われた。
次に、学園を代表して川口顧問が、大学のグローバル化やキャンパス整備に関する取り組みの報告、スポーツや文化芸術分野で活躍する学生たちを紹介された後、「多くの人を立命館へ送り出したのち、香川県へ戻り、香川県の発展に寄与する人へ成長してほしい。」と挨拶を行った。
その後、校友会本部を代表して、絈井副会長が挨拶を行った。平成卒業の校友や女性校友の増加による校友会組織全体の変化について説明した後、校友会設立100周年を契機に次の100年につなげていく校友会活動について特別委員会で議論していることを紹介。校友会未来人財育成基金の趣旨についての説明とともに、同基金募集へのさらなる理解と協力を求めた。
総会議事では、はじめに会場前方の大型スクリーンにゴルフコンペや直島でのウォーキング、野菜収穫の活動、「百十四銀行立命会」の結成、「中讃支部」結成総会など多岐にわたる平成28年度の活動が映像で紹介された。続いて、穴吹事務局長から平成28年度の経過報告・会計報告、平成29年度の事業計画案、役員改選案についての説明が行われ、三木康徳監事(82法)から会計監査報告が行われた後、すべての議事について拍手をもって承認された。
第二部に入り、メインゲストである東山篤規総合心理学部教授が講師を務め「いろいろな逆さまの世界」というテーマで、上下が入れ替わった世界、左右が入れ替わった世界、股のぞきの世界について、クイズを交えながら会場との対話の中で講演が行われた。「明日食べるごはんや仕事にはつながらないが、『へぇ、そうなんや』と思わせ、世界の理解が深まることに貢献した。」としてご自身の研究について語られた。質疑応答の際には、参加者が股のぞきを実践し、東山教授の研究成果を体感する場面もあり、会場は大いに盛り上がった。
続いての懇親会では、来賓紹介が行われた後、立命館議員団9名が紹介され、総会へ出席された山本悟史香川県議会議員(92法)、濱中満直島町長(80経済)、造田正彦高松市議会議員(79経営)、東由美丸亀市議会議員(97文)、富野和憲高松市議会議員(95法)の順に一言ずつ挨拶が行われた。
その後、会場の準備が整ったところで、野田斎顧問(62法)、今年度香川県入庁された松村千裕さん(17産社)、髙嶋里穂さん(17経営)が登壇され、野田顧問の乾杯の発声で開宴。会場には香川県ならではのうどん屋台も設けられ、参加者は笑顔で食事を楽しみつつ、立命館大学軽音楽部OB・OGジャズバンドによる素敵な演奏の中、終始和やかな交流が展開された。
歓談が進む中、香川県豊島で唯一の看護師として働いている小澤詠子さん(03経営)が登壇された。小澤さんは、看護師になったきっかけや高齢化が進む豊島の現状を話され、「少子高齢化の問題に直面している豊島へ校友の方々にも来ていただき、実際に島の現状を見た上で、どういった地域づくりができるかを一緒に考えてほしい。」と語られた。
続いて、三木監事の夫人である三木仁美さんと娘の歩恵夢(ぽえむ)ちゃんによる心書(しんしょ)のパフォーマンスが披露された。仁美さんは、2年前にすい臓がんを患い、余命1ヶ月と宣告されたことを機に心書の活動に取り組み、7月6日からのパリで開催されるJapan Expoへ歩恵夢ちゃんとともに参加することが決定している。参加者が固唾を呑んで見守る中、仁美さんが魂を込めて紙一面に「命」と書き、仁美さんの想いを受けて歩恵夢ちゃん生きることの意味を詩として書き添えた。完成した心書は会場に飾られた。
第二部も終盤にさしかかり、ユニークな校友として、百十四銀行を定年退職された後、吉本興業の養成所に通い、芸人を目指している富永正篤さん(78経営)が紹介された。富永さんからはプレゼントが贈られ、参加者でのじゃんけん大会が繰り広げられた後、富永さん自慢の芸も披露された。
続いて、「大抽選会」が開始された。旅行用かばんやたこ焼きセットなど豪華賞品が用意され、穴吹事務局長の呼びかけにより、見事当選した参加者は、母校・後輩支援の想いを込めて当選番号が記載された封筒に未来人財育成基金を包み、景品の引き換えを行った。岡山県校友会からはサプライズでプレゼントされたデニムのトートバックをかけて、じゃんけん大会が行われた。
その後、宮本浩志さん(86法)が迫力とキレのある演舞でリードし、参加者全員で応援歌を斉唱。会場は大きな一体感に包まれた。最後に、樫原秀樹副会長(79経営)による中締めの挨拶で、会はお開きとなった。
なお、来年の香川県校友会総会は7月7日(土)に開催が決定している。
本総会・懇親会には、事務局から安福課長、塩田課員が出席した。