2017年8月26日(土)13:00~15:00、熊本県民交流館パレア第1会議室にて立命館大学熊本県校友会主催、立命館大学校友・父母課協賛による第7回地元熊本での就職状況に関する情報交換会が開催された。
会は恒例となっている米本直美 熊本県校友会副会長の司会により進行。冒頭に主催者を代表し、隈部幸一 熊本県校友会会長から、「激動する未来を予測しながら、将来を考えて欲しい」との挨拶があった。来賓として出席した福元寅典 立命館大学校友会副会長は、長らく人事を務めた経験から、「売り手市場と呼ばれるが、企業がじっくり選考できる分、学生は厳しく評価される。面接では学習歴を披露できるよう、しっかり学んで欲しい」とのメッセージを講演の中で述べた。続いて、立命館大学キャリアセンターの小林大輔課長補佐からは挨拶の中で、最近の就職活動の状況や本格的な活動を始める前に行うべきこと、熊本へのUターン就職の情報提供等が説明された。
就職活動体験発表の場では、村田奈美子さん(’10法・熊本市役所)、冨田早紀さん(’15産社・九州労働金庫)、土持壮平さん(’16経済・平田機工)、西橋啓太郎さん(’17経済・税理士法人近代経営)の4名の若手校友がプレゼンターを務めた。地元熊本でのUターン就職を選んだ理由、就職活動中に力を入れたこと、失敗談、現在の業務内容など、経験に基づく実践的な情報を提供した。
この日は7名の現役学生と、4組の保護者が出席しており、個別相談の時間には、メーカー、公務員、金融、国際関係など志望する業界に分れ、経験者の話に熱心に耳を傾けていた。
なお、この取り組みは全国に先駆けて開催され、今回で7回目を向かえているが、これまでに学生の立場で参加した参加者が本企画を受けて熊本でUターン就職をし、今度は若手校友のプレゼンテーターとして学生に体験談を話す事例もでてきており、「循環型の後輩支援文化」のモデルケースとなっている。