10月31日(土)ウェスティン都ホテル京都「瑞穂の間」において、立命館小学校・中学校・高等学校の同窓会組織立命館清和会が第104期総会を開催した(参加者約650名)。
オープニング・アクトは、恒例となった立命館小学校合唱部の児童たちによる合唱。今年度NHK全国学校音楽コンクール課題曲「ほらね、」と同連続テレビ小説「ごちそうさん」の主題歌「雨のち晴レルヤ」を披露。初々しさの中にも日頃の練習に裏づけされた迫力ある合唱に参加者は大きな賞賛の拍手を送った。
宮本秀樹氏の司会進行により開会した総会は、初めに物故者への黙祷があり、続いて布垣豊会長が開会の挨拶を述べた。挨拶の中で布垣会長は、今年度幹事役を担った平成3年の卒業生の労をねぎらうと共に「同窓会組織で100年を超えるようなところは全国的に見ても数少ない。今次総会を機にさらに皆さんのご協力を得て継続発展させていきたいと思う」と抱負を語った。続いて行われた総会議事は宇多雅詩監査監事の監査報告を受け、第1号議案から第5議案までが一括審議され、全て拍手で承認された。
引き続き行われた特別企画では腹話術師のいっこく堂さんが「ザ・ボイス・イルージョン いっこく堂スーパーライブ」を披露。腹話術を駆使した歌手の物まね等をしながら、会場内をくまなく練り歩くなど、会場全体を盛り上げた。
大盛況の中始まった懇親会は、はじめに校歌を斉唱。来賓を代表して長田豊臣・学校法人立命館理事長が「現在、学制の見直しが検討されているが、我々は10年前から4―4-4制をかかげ取り組んできた。昨年新たに設置した長岡京キャンパスにおいて、SGH、SSH等の特長ある先進的な取り組みとともにさらに高めていって欲しい」と祝辞を述べられた。続いて新幹事として2015年3月卒業の美淋幹都氏が紹介され、壇上にて新幹事としての決意を表明し、乾杯へと移行した。乾杯のご発声は立命館小学校・中学校・高等学校の成山治彦校長。11月2日から海外20カ国・地域から33校115名の高校生と53名の先生方をお招きし、国内からもSSH14校の参加を得て、開催されるJapan Super Science Fairを紹介するとともに、今後とも清和会と連携し、北大路キャンパスと長岡京キャンパスが一体となって取り組んでいきたいと述べられ、声高らかに乾杯を発声された。懇親会では歓談の中、社会の様々な分野で活躍されている卒業生から提供された賞品の大抽選会が行われ大いに盛り上がった。宴もたけなわとなった頃、平成3年卒業生から平成4年卒業生への幹事の引継ぎ式が行われ、参加者全員で応援歌を斉唱し、佐竹力総副会長・同窓会委員長の閉会の辞で中締めとなった。
なお、総会に先立ち14時からは「清和会女子会」と称してタレントのIKKOさんによるトークショーが行われ、200名の女子卒業生、PTA会員等がIKKOさんのトークや歌を楽しみつつ、交流した。