2017年12月13日(水)と16日(土)の2日間にわたり、立命館宇治高校において、立命館大学の若手校友および学生が講師となり、高校2年生を対象としたキャリア企画「授業+R2017」が実施された。
立命館宇治高校では、内部進学率が高く、生徒の多くは大学受験を経験しないため、一般受験生に比べると、大学進学や学部選択を主体的に行う意識が低いという課題を抱えている。「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと、宇治高校キャリア教育部の教員、有志の若手校友、校友会事務局が協力し、2009年度から「授業+R」がスタート。大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手校友と学生が、自身の学生時代や社会人としての経験を元に、自分らしさを大事に一歩踏み出して経験を積んでいくことの大切さを伝えることで、高校生が大学に進学する意義や、学部選択について主体的に考えるきっかけとなることを目的として企画を実施しており、今年で9回目を迎えている。
1日目の13日(水)は、3、4回生の学生13名が講師として授業を実施。自分が社長となって会社で採用する人を決めるグループワーク、学生自身の大学生活の経験を語ることを通じて、「大切にしているモノやコトは人によって違い、正解はない」、「自分らしさを軸に一歩を踏み出していこう」というメッセージが生徒たちへ伝えられた。
2日目の16日(土)は、多方面で活躍する若手校友の社会人13名が講師として授業を実施。生徒は社会人講師のプロフィールを元に、授業を受けたい講師を2名選択。授業では、社会人講師が、高校時代から振り返りつつ、大学での経験、今の仕事の内容、また仕事と大学時代の経験がどのようにつながっているかを、生徒に向けて語りかけた。積極的にチャレンジすることの大切さや大学生活での経験が社会人として働く際の原点になること等がそれぞれの講師から伝えられた。
若手校友と学生の授業を通じて、生徒たちは自分の価値観を見つめ直し、学部選択や大学進学、またその先の学生生活、将来の働き方について、主体的に考える貴重な機会となった。
「学生講師一覧」
粟津 匠 産業社会学部 4回生
岸本 京 産業業社会学部 3回生
越中 宏希 情報理工学部 3回生
小林 明日香 経済学部 4回生
齋藤 光 法学部 3回生
杉山 優太 国際関係学部 4回生
原村 早紀 文学部 4回生
馬場 亮輔 理工学部 4回生
日野 未奈子 産業社会学部 4回生
宮下 なな子 文学部 4回生
村﨑 真彩 法学部 4回生
森 矢真人 法学部 4回生
森田 崇文 理工学部 3回生
「社会人講師一覧」
井上 薫 国際関係学部 2014年卒
北本 隆雄 産業社会学部 2017年卒
黒澤 健 経営学部 2011年卒
五嶋 翔一 情報理工学部 2010年卒
後藤 由貴 経営学部 2011年卒
清水 浩文 理工学部 2017年卒
杉本 淳 法学部 2013年卒
寺田 ゆりか 産業社会学部 2009年卒
乳井 理紗 国際関係学部 2013年卒
三月田 悠 法学部 2017年卒
山岡 駿 法学部 2009年卒
吉田 薫 理工学部 2009年卒/理工学研究科 2011年卒
渡辺 俊也 産業社会学部 2011年卒
「企画スタッフ」
稲葉 芳成 立命館宇治高等学校 教諭
武部 恵子 立命館宇治高等学校 教諭
古澤 秀晃 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)
塩田 楓 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)