11月13日(金)18時30分からホテルモナーク鳥取において、立命館大学鳥取県東部校友会が設立60周年記念総会を開催した(参加者50名)。
小林真司氏(85年法)の司会進行で開会した第1部の総会は、初めに参加者全員で校歌を斉唱。物故者への黙祷に続き来賓が紹介され、本多達郎会長(58年文)が開会の挨拶を述べた。挨拶の中で本多会長は、先日開催された校友大会の際に訪れたOIC(大阪いばらきキャンパス)について触れ、「地域と大学が一体となったキャンパスに感銘を受けた」と紹介し、「是非、皆さんも一度訪問し、母校の発展を実感して欲しい」と述べた。そして60周年を機にあらためて関西6大学校友会との交流を通じて活性化してきた歴史的経緯を評価し他大学校友会との交流の大切さを訴えた。続いて学園を代表して建山和由常務理事が、立命館の目指す「学び」の方向性および目標とそれを達成する具体的な施策、成果について、様々な資料、データを用いながら報告。次に校友会本部を代表して松村勝弘副会長(72年院経営)が、先日の校友大会アカデミック企画において紹介された、1918年の大学令に伴う大学昇格問題を機に校友会が設立され、その寄付によって立命館大学(旧制)が設立されたことについて触れ、「立命館大学はある意味校友がつくった大学といえる。現在取り組んでいる未来人財育成基金募集推進活動のルーツは100年前にあったとの因果を感じる」と同基金募集推進活動への理解と協力を求めた。その後、祝電披露を挟んで総会議事となり、決算報告、監査報告等が審議され、全て拍手で承認された。そして西垣佳則事務局長(71年経営)の未来人財育成基金への同会の取り組み方針の紹介と協力要請が行われ総会は終了となった。
その後、参加者全員で記念撮影を行い、懇親会へと移行した。乾杯の発声役は澤田雪絵氏(99年産社)と竹内ひとみ氏(02年院言語教育)。母校への想いが込められたスピーチの後に声高らかに乾杯を発声し、懇親交流となった。和やかな交流の中、田中美帆氏(15年国関)の映像が上映され、校友会本部事務局長の大場が、彼女の取り組みを紹介するとともに、「今年度から彼女のように正課での学びを礎に、具体的な課題を解決し、未来社会を切り拓いていこうとする学生に対する奨学金事業に同基金を切り崩しながら校友会も参加することとした。まさに校友の皆さんは同基金を介して母校と一緒に未来人材を育成しているという仕組みになっている」とさらなる協働を訴えた。そして銘酒の産地らしく「利き酒コンテスト」やお楽しみのビンゴゲームなどが展開され、会は大いに盛り上がった。会の終盤には、今秋瑞宝小綬章を受章された福島猛夫氏(62年法)をはじめ近年叙勲を受けた会員が登壇。参加者から拍手で祝福を受けた。そして次年度総会幹事役を担う経済学部と経営学部の校友が登壇し、代表して西垣豪幹事(93年経済)が決意表明を行い、期待感が高まる中、全員で応援歌を斉唱。最後は谷口博繁副会長(73年文)が中締めの挨拶を行いお開きとなった。