2017年2月19日(日)午前10時30分より、中国GDPの成長エンジンといわれる長江デルタ地帯(三角州地帯)の地域で活動する元中国人留学生たち及び日本人校友によって、「立命館大学長三角校友会」の設立に向けた総会・懇親会を盛大に開催した。遠路からわざと駆けつけてきた日本人校友、元留学生校友及び来賓を含む約40名の参加者が設立総会に出席した。長三角校友会は昨年2月の浙江省嘉興市で開いた設立準備委員会の王舟(’10年院政策・嘉興学院大学循環型経済研究所所長)委員長を中心に、長三角地域で創業した起業家校友たちの熱意によって設立された海外校友会である。1年間の準備・調整および現地有力企業オーナーのサポートも得て、地理的に長三角地域の中心に当たる「嘉興市」に活動拠点として設定した。今後の事業計画として、「起業家校友が多数の特長を生かしながら、校友活動によるビジネス情報交換・人脈ネットワークの構築を中核戦略として校友会の発展を推進していきたい」と王委員長が述べていた。地域校友ビジネス交流の促進によって母校の研究者とも交流し、新しいビジネスの創出および学園への寄付にも繋がっていく視野を入れていた。
設立総会の第一部はビジネス交流会で幕を開き、事務局長の周巧鳳氏(’01年院経営・1999年経営学部卒業生代表)が司会を務め、最初に、王舟設立準備委員長による校友会設立経緯の説明があった。続いて本日の総会会場および今後校友会活動拠点の事務局オフィスを提供していただいた株式会社維高精工代表取締役会長の龔海氏が来賓代表として挨拶し、ビジネス交流会が始まった。続いて、来賓の日本人校友代表として、株式会社豊通上組物流・代表取締役社長の森本 建氏(’97経営)にも祝辞および自社の魅力を来場校友へ紹介を行った。しばらくの挨拶およびビジネス情報交換の後、第一部の集合写真撮影を行ってから、非校友の来場者は一旦退場し、第二部の設立総会に向かった。
第二部では、同じく周巧鳳氏の司会により進行され、来場校友全員の校歌斉唱で始まった。続いて、初代会長として就任する王舟会長より開会の挨拶があった。王会長は「母校の立命館は積極的にグロバール化を推進していく背景で、長三角校友会の設立は、ただの校友同士の親睦交流だけではなく、中日グローバル人材を中核とする国際ビジネス交流、情報交換、技術移転、起業支援など多元的な校友サービスを提供する組織を視野に入れなければならない。校友会は母校と連絡の窓口でありながら、社会との繋がり窓口でもあります。ぜひ母校で学んだこと、母校で知り合った人など、校友会活動を通じてグローバル社会と繋がっていきたい」と強く抱負を訴えた。続いて、司会者による来賓紹介をした後、大学および校友会本部を代表して、大場茂生(’89 法)校友会事務局長より、近年大学の取り組み方針および今後長三角校友会に関わる可能性について期待を込めた挨拶があった。大場事務局長は昨年の2月の設立準備委員会から関わり始め、現地校友と様々な情報交換および指導を行った。続いて元中国人留学生校友を代表して、立命館大学中華校友会の馬松('92 文)副会長より挨拶があった。馬副会長は元中国人留学生校友として自らの経験を交えながら、校友としてのあるべき意識、姿、目標および校友会としての使命を来場校友に熱く伝えた。その後、周事務局長による第1期校友会役員体制の発表があり、それぞれの新役員を紹介した後、来場校友の集合写真撮影を経って、第二部の設立総会がお開きとなった。
第三部の懇親会では、副事務局長の唐妍氏('12院 応用人間)が司会を務め、主催者、来賓、賛助者それぞれ代表する3人による「記念ケーキカット」で開宴となった。乾杯の前に、長三角校友会の副会長として就任する張沖氏('09 院 政策)によるご発声で懇談が始まった。和やかなムードがいっぱいの会場に集まった様々な業界や世代の校友が、近況報告、情報交換などで交流を深めていた。そのうち、今年の9月に立命館大学に入学する予定の現地高校生および立命館に憧れる現地大学生も参加し、校友先輩より留学の経験およびこれからの進路についてアドバイスを受けた。世代や業界を超えて親睦を深め、懐かしい母校の思い出で更に結束を強めていく雰囲気で会はお開きとなった。
なお、校友会事務局からは大場事務局長のほか、張楽課員および朴秋香課員、合計3名が総会に出席した。
【「立命館大学長三角校友会」事務局連絡先】
住所:浙江省嘉興市秀洲区中山西路-京潤大厦15A
電話:+86-15557305877
E-mail:wang168899@126.com
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