10月22日(土)正午より、時代祭で沸き返る京都御所最寄りのブライトンホテルにおいて、金太郎スキー同好会が創立45周年記念式典を挙行した(参加者231名)。
現役部員の寺田薫さん(法3)と河戸茉由さん(文3)の司会進行で開会した式典は、最初に物故者への黙祷を行い、続いて校歌を斉唱し、横山尚平OB会長が登壇。開会の挨拶を述べた。挨拶の中で横山会長は、45年もの長きにわたり同会を継続させることの困難性に触れ、尽力されてきた各時代の方々に対して謝辞を述べた。次に来賓紹介が行われ、来賓を代表して京都大学基礎スキー同好会スノーパンサーの斎藤直樹主将が祝辞を述べられた。そして柴田晃OB会名誉会長が登壇し、創立45年の歴史を述懐するとともに、創立50周年に向けて全国各地でのOB会活動のさらなる活性化を呼び掛けた。さらにこの10年間OB会が注力してきた「SKI AID for CHILDREN」事業への協賛を要請した。同事業は、1983年卒業生の東由美子氏(旧姓島田)が、虐待などにより家族と一緒に暮らすことができない子どもたちの養護施設「大阪水上隣保館」を訪問した際に、とても寂しい目をした子どもたちの姿に大きな衝撃を受け、亡くされたご自身のご子息の面影と重ね合わせ、何とかして子どもたちに本来の笑顔や無邪気さを取り戻させてあげたいとの強い思いから、学生時代に培ったスキーを通じて子どもたちとコミュニケーションを図ることを考え、同会創立35周年記念式典の折にOB・OG諸氏に協力を呼びかけ、大きな賛同を受けてスタートさせたもの。毎年、手弁当で集まったOB・OG有志が、子どもたちにスキーを指導するとともに、食事を一緒に取るなど丸一日かけて交流している。この日式典会場の入口には参加した子どもたちの写真や、感謝の手紙が貼り出され、参加者に感動を与えていた。
校友会本部事務局から参加した事務局長の大場の祝辞と乾杯発声で開宴した祝宴は、同期ごとに括られたテーブルで乾杯が繰り返され、学生時代の思い出話や近況報告等で大いに盛り上がっていた。また交流の最中には、現役学生がお世話になっている岩岳切久保館の切久保豊氏や株式会社アルペンの米丘友明氏等の来賓から祝辞をいただいたり、OB会から現役学生への支援金目録の贈呈、「大阪水上隣保館」への「SKI AID for CHILDREN」事業協賛金贈呈等が行われたりした。さらに映像を通じて現役部員の活動報告が行われ、主将からも補足して報告が行われるとともに支援に対する謝辞が述べられた。宴もたけなわとなった頃、OB会の次期執行部紹介が行われ、柴田祥行新会長が抱負を交えながら就任の挨拶を行った。そして柴田新会長の呼び掛けで、肩を組み応援歌グレーター立命を斉唱。三崎紫朗氏の挨拶と三本締めでお開きとなった。