6月25日(土)15時から大津プリンスホテルにおいて、立命館大学滋賀県校友会が総会を開催した(参加者260名)。
第一部の総会は、島﨑良伸事務局長(90年経)が司会進行し、冒頭に辻淳夫会長(66年経)の呼びかけで、高橋宗治郎元会長をはじめ、この一年間に逝去された校友の方々に対して黙祷を捧げた。その後、会長挨拶となり、挨拶の中で辻会長は、先ず今次総会が同会史上最高の260名の参加者数となったことについて関係者各位への謝辞を述べた。次に6月8日に日本経済新聞紙上で紹介された企業の人事担当者による大学のグローバル化評価記事に触れ、「第1位はAPUで立命館大学も第6位という評価を受けた。校友として誇らしい結果である」と母校の発展ぶりを称えた。さらに「母校の発展とともに校友も実社会でがんばっている」事例として、先般滋賀銀行の頭取に就任された校友の高橋祥二郎氏(79年経)を紹介し、最後は「多様な意見を集約し、今後とも会の発展に努めていきたい」と括られた。続いて来賓紹介が行われ、市川正人・立命館副総長が学園を代表して挨拶を行った。市川副総長は、先ず開設22年となったBKCについて、あらためて滋賀県校友会の方々に対し開設時の多大なご支援ご協力について御礼を述べられた。そして母校の近況報告として今年度スタートさせたR2020後半期計画および進捗について紹介された。とりわけ校友との関わりでは「更なるネットワーク強化とプレゼンス向上」という校友との連携強化によって諸課題に共同で対峙していきたいと想いを込めた基本課題を掲げ、基本計画を推進していくことを強調。理解と協力を呼びかけられた。次に校友会本部を代表して飛鳥井雅和副会長(64年法)が登壇。校友会未来人財育成基金の活用事例報告書を手に取り、「未来を切り拓く人財の育成」趣旨に沿って活用されていることについて説明。同基金募集へのさらなる理解と協力を求めた。そして10月29日に金沢で開催される「オール立命館校友大会2016in金沢」と2019年10月19日に京都で開催される「校友会設立100周年記念式典・校友大会」への参加を呼びかけた。その後、総会議事となり、議長に選出された井上利夫氏(55年法)の進行のもと、事業報告・収支決算報告、事業計画・収支予算案、役員改選案が審議され、全て拍手で承認された。議事終了後、本年創立10周年を迎えた立命館守山中学校・高等学校の亀井且有校長が登壇、この間のご支援に対し御礼を述べるとともに、同校の近況報告を行った。最後に同会会員相互のコミュニケーションを高めるために島﨑事務局長からLINEの活用方針が紹介され、アカウントの案内があった。
第二部の講演会では、生命科学部の久保幹教授が講師を務め、「微生物は良い環境を創るエンジンー琵琶湖の環境を守るチャレンジー」というテーマで、SOFIXという土壌肥沃度指標に基づいて実践されている有機農業が収穫における高効率化とともに、琵琶湖の湖底に生息する微生物による自然浄化を助け、古代湖琵琶湖の環境保全に繋がっていることについて、具体的な事例を紹介しながら分かりやすく説明された。
第三部の懇親パーティーは、沢井進一副会長(73年法)の乾杯発声で開宴。終始和やかな交流が展開された。最後は立命館大学応援団によるリードで校歌、応援歌を斉唱。新たに副会長に就任された高橋氏の挨拶で中締めとなった。
なお、校友会本部事務局からは事務局長の大場が参加した。