11月14日(土)16時30分から名鉄グランドホテルにおいて、立命館大学愛知県校友会が総会を開催した(参加者320名)。
第1部の総会は、木村愛子事務局長の司会進行で行われ、来賓(吉田美喜夫総長、森島朋三専務理事、福元寅典校友会本部副会長、東海地方各県校友会代表者)、役員、監事、顧問の紹介が行われた後、林幸雄会長(73年産社)が開会の挨拶を行った。挨拶の中で林会長は校友会本部副会長としてこの間全国各地の校友会に参加してきた経験を踏まえ、「あらゆる校友が『学縁』でつながり、交流している。そしてそれらは全て参加者自身の活性化につながっているのだと実感できた。愛知県校友会も学部、地域、職域等、様々な単位で活発な校友会活動が展開されている。そしてそれらは同様に参加者個人の活性化につながっていると共に、愛知県校友会全体の活性化にもつながっていくものと思う。個に全体に校友会活動が好い影響を及ぼすような展開に期待していきたい」と述べた。続いて学園を代表して吉田美喜夫総長が、前日(11月13日)の明治神宮野球大会1回戦(東北福祉大学戦)において史上最多タイ記録となる1試合18奪三振を達成し、見事完封勝利を果たした桜井俊貴投手(法4)の活躍に触れ、「校友の皆さんと学生たちの活躍への喜びの思いを共有したい」と述べられた。そして大阪いばらきキャンパスの開設、グローバル化の推進等、R2020学園基本計画の具現化進捗状況について報告し、「2020年に選ばれる学園になるために『Beyond Borders』の思いを持って取り組んでいきたい」と抱負を述べられた。次に福元寅典校友会本部副会長が祝辞に立ち、「現在、大学は激動期にある。今こそ34万人の校友会ネットワークが母校と向き合い、連携しながらその改革・発展を支えていくということが重要である。その具体的な支援策の一つが未来人財育成基金である。その委員長を担っておられるのが林会長である。是非、林会長を男にしてあげて欲しい」と訴えた。そして総会議事となり、事業・会計報告が承認された後、11年にわたり会長職を務めた林会長の後任として伊藤享司副会長(79年経済)を新会長とする新役員体制が提案され、林会長への感謝の気持ちと伊藤新会長への期待の気持ちが込められた大きな拍手で承認された。
総会終了後、第2部の講演会の準備が行われる間を利用して、大倉昌子新事務局長(01年法)が未来人財育成基金への取り組みについてこの間の推移について分かりやすく説明し、本総会におけるぽち袋を活用した具体的な取り組みへの協力要請を行った。
第2部の講演会では、京セラ株式会社取締役執行役員常務・総務統括本部長の大田嘉仁氏(78年経済)を講師にお迎えし、「JAL再生プロセスとフィロソフィーの価値」というテーマで講演いただいた。大田氏は2010年に会社更生法手続き下に入ったJALにおいて、稲盛和夫・京セラ株式会社名誉会長とともにJALの社員とのコミュニケーションを大切にし、ヒューマンウェア(人間の心)の大切さを訴え、JAL独自のフィロソフィーを確立していきながら再生を実現したプロセスを紹介された。「成功の方程式(人生・仕事の方程式)として、『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』という考え方がある。重要なことはいかに熱意があって、高い能力を持っていても、ネガティヴな考え方(マイナス志向)を持って取り組むと人生・仕事の結果はマイナスとなる。常に前向きで、正しい考え方を持って臨むことが重要である」と訴えられた。実話に基づく説得力ある講演に参加者一同大きな感銘を受けた。
第3部の懇親会は、伊藤新会長の就任挨拶で開会。「林会長が築いてくださった素晴らしいネットワークを礎に、楽しく、明るい会運営に努めていきたい。是非ご協力を」と呼びかけを行った。そして林前会長に対し福元本部副会長から感謝状と持参の記念品の贈呈が行われ、同県校友会からも花束と記念品が贈呈された。そして山川和俊三重県校友会会長の乾杯発声で開宴。和やかな交流が始まった。歓談の最中、大倉新事務局長と内藤ひとみリコネクト東海代表(09年経営)による「大人女子・リコネクト活動報告」、新卒校友の紹介、学生アカペラサークルClefの歌唱披露、隣県校友会会長のご協力を得ながら恒例の大抽選会が行われた。最後は伊藤新会長が落語研究会で培った応援口上を披露した後、昨年度応援団長の八太洸樹氏(15年経営)と一昨年度応援団長の阿部桃代氏(14年産社)のリードにより参加者全員で応援歌と校歌を斉唱。安井静夫副会長(70年理工)の中締めの挨拶でお開きとなった。
なお、本部事務局からは事務局長の大場が参加した。