7月3日(日)14時から、ホテルキャッスル(山形市)において、立命館大学山形県校友会が総会を開催した(参加者29名)。
第一部の総会は、高橋健一幹事長(73年理工)の挨拶で開会し、校歌を斉唱後、三浦孝治会長(58年理工)が挨拶に立ち、「京都と山形は、古来、北前船を通じた交流があり、我々が京都に向かったのもそのような人の流れが昔からあったことに起因しているかもしれない」と述べ、同会再興後3年が経過し、会活動も軌道に乗ってきたことを受け、今次総会をもって勇退し、新役員体制を確立させたい旨を示唆した。来賓紹介を経て、大学を代表して吉田美喜夫・立命館総長が祝辞を述べられた。祝辞の中で吉田総長は、立命館の強みは全国型であり、且つ数多くの留学生で構成される学園の多様性を上げられ、多文化協働力を生み出す環境の中で、学生たちは正課・課外にわたり大きな成果を上げていることを紹介された。また学園の改革状況について現在推進中のR2020後半期計画に触れられ、様々な教学創造、キャンパス創造等の進捗・計画を紹介されるとともに、改革に臨む背景として20年後には18歳人口が100万人を切るとの厳しい高等教育情勢予想を提示され、そのような中で「立命館に学んでよかった、と校友に仰っていただける大学になれるよう、日々教育・研究改革、環境改善に取り組んでいく」と決意を述べられた。次に校友会本部を代表して福元寅典副会長(72年経)が登壇し、「学生の頑張りや校友の頑張りは大学の資産である。資産は運用して価値を高めなければならない。即ち校友は校友会における交流を通じて高め合い、そして未来人財育成基金への取り組みを通じて学生の成長を支援しなければならない」と述べ、「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」という戦国武将武田信玄の名言を紹介し、同基金募集推進活動へのさらなる理解と協力を求めた。そして三浦会長を議長に伊藤邦男副会長(73年営)を新会長とする新役員体制案をはじめ6つの総会議案が審議され、全て拍手で承認された。総会議事終了後、校友会本部事務局から参加した事務局長の大場が、仙台での開催が決定した2018年度校友大会の成功に向けた参加参画要請と、未来人財育成基金の活用状況および成果について事例報告書をもとに紹介し、同基金校友大会開催記念特別募集キャンペーンへの協力要請を行った。続いて勇退する三浦会長に対する謝意を込め、校友会本部から用意された感謝状と記念品を村上校友会長の代理として福元副会長が贈呈し、「校友Talk」へと移行した。
第二部の「校友Talk」は、仕事や趣味等を通じて得た知見を紹介する企画であり、今回は山形テレビにて番組制作に従事されている庄司勉氏(80年法)が「北前船がつなぐ山形と京都」というテーマで講演。山形でつくられた紅花は江戸時代、北前船で京都に運ばれていたことや、現代も京都の染織職人が山形の紅花を使って奈良の東大寺のお水取り用の椿の造花を作成していることを紹介され、その関係性は脈々と続けていると括られた。
全員で記念撮影を行い、会場転換後、第三部の懇親会となった。片桐寛英氏(87年文)の司会進行で吉田総長が高らかに乾杯をご発声され、開宴となった。和やかな交流が展開される中、「オール立命館校友大会2015inOIC」参加者報告、全国都道府県校友会代表者会議参加者報告があり、校友会活動に関する情報の共有が行われた。また隣県校友会代表者(秋田県:今野謙会長、福島県:大島寅次郎副会長、宮城県:柏原晋事務局長)がそれぞれ挨拶を行い、2018年度校友大会の成功に向けた結束を誓い合った。そして最後は高橋健一新副会長による万歳三唱で中締めとなった。
なお、校友会本部事務局からは大場の他に東日本大震災復興支援事業および2018年度校友大会担当の松野が参加した。
≪新役員体制≫
会 長 伊藤邦男(73年営)
副 会 長 角田祐喜男(80年法)
副 会 長 高橋健一(73年理工)
副 会 長 渡邊 俊(86年理工)
幹 事 長 片桐寛英(87年文)
監 事 佐藤精一(79年法)
事務局長 渡邊副会長が兼務 *敬称略