6月10日(土)14時から天理市の天理教第38母屋において、立命館大学奈良県校友会が総会を開催した(参加者200名)。
第1部の総会は、須和宣旭氏(2006年理工)と石原萌来(2013法)が司会進行。物故者への黙祷に続き、立命館大学応援団のリードで校歌を斉唱。絈井憲会長(69年経)の挨拶となった。挨拶の中で絈井会長は18歳人口の急激な減少、社会の急速な変化の中で育成すべき学生像が変ってきていることなどを挙げ、母校を取り巻く状況について説明。そうした中で校友会の活動がどうあるべきかが問われている。奈良県校友会としても、全国第6位、約9,300名の校友組織として母校のサポーターとなっていくことが求められており、若手・女性を中心にしたさらなる組織強化に向けた今後の取り組みについての抱負とともに協力の呼びかけがあった。
次に学園を代表して建山和由・立命館常務理事が挨拶に立ち、各キャンパス整備とともに2020年をめざした学園の中期計画について紹介された。2019年開設予定のオーストラリア国立大学との共同学部については、英語教育が進み、国外の大学に直接進学していく学生が増えていく中で、新しいグローバル教育のモデルを社会に提案していく取り組みであると報告された。また、学生の学びの高度化について3万6千通りの学びのスタイルを実現できる仕組みづくりを揚げられ、一歩踏み出す学生を支援する成長支援型の奨学金の必要性と、未来人財育成基金の支援に対する謝辞を述べられた。
続いて校友会本部を代表して林幸雄副会長が登壇。「未来人財育成基金の取り組みの理解が急速に拡がっている。奈良県の取り組みは全国のモデルケースになっており、さらなる連帯の輪を広げていきたい」と述べた。
来賓紹介、祝電披露の後、総会議事となり、絈井会長を議長に事業報告、会計及び会計監査報告、事業計画及び予算案の全てが拍手で承認された。そして報告事項として新役員の紹介が行われた。
第2部の記念講演会は、スポーツ健康科学部の佐久間春夫教授が講師となり、「スポーツ健康科学と学生スポーツについて」をテーマに講演された。スポーツ健康科学部の教学施設について写真を用いながら紹介されるとともに、「立命館スポーツ宣言」など学生スポーツについての大学の考え方、支援方策について紹介された。
第3部の懇親会は、奈良県校友会名誉校友の中山善司氏(82文)が開会挨拶をされ、多忙なご公務の中、駆けつけられた校友の仲川げん奈良市長(98年経)がご挨拶を述べられた。懇親交流の最後には再び応援団とチアリーダーが登壇し、演舞を披露。最後は全員で応援歌「グレーター立命」を斉唱し、渡邉申孝名誉会長(58年経)の挨拶と万歳三唱で中締めとなった。