9月10日(土)14時から川原城会館(天理市)において、立命館大学奈良県校友会天理わだつみ会が総会を開催した(参加者38名)。
総会は中野健副会長(58年文)の司会進行で開会し、はじめに物故恩師・校友への黙祷を捧げ、校歌を斉唱した後、酒谷庄兵衛会長(57年経)が挨拶を述べた。挨拶の中で酒谷会長は、校友会未来人財育成基金の募集推進活動に触れ、「立命館の『校友』と名乗れるのは、大学が立派に発展しているからだ。しっかりと支えていきたい」と述べ、さらなる理解と協力を会員に呼びかけた。続いて来賓の絈井憲奈良県校友会会長(69年経)が、「18歳人口が減少していく中、大学は大競争時代に入っていく。そのような中、我々校友はしっかりと支えていく必要がある。そして未来人財育成基金を活用して、成長支援した学生たちが、卒業後は校友として我々と同様に後輩支援に取り組んでくれるような循環型の後輩支援文化を、一緒に創っていこう」と力説された。その後、総会議事となり、各議案を全て拍手で承認し、講演会となった。今回の講師は校友課本部事務局長の大場が「大学と校友会、協働の時代」というテーマで、「立命館100年史」に基づいた80年代以降の母校立命館の改革・発展状況と、校友会の活動を重ね合わせて紹介。そして「鋭意取り組んでいただいている『校友会未来人財育成基金』こそが、他大学校友会が真似のできない伝統的な『後輩支援文化』に基づくユニークな母校との協働事業である」と括った。続いて、けはや相撲甚句会による「相撲甚句」が披露された。同会は日本の相撲発祥の地である奈良県を軸に活動。同県を訪れる外国人観光客などにも相撲の歴史と併せて相撲甚句を披露されている。今回は奈良県の名所を紹介する「名所甚句」や慶事に歌われる「お祝い甚句」等が、素晴らしい声量とともに披露された。
写真撮影を挟んで行われた懇親会では、今村欣司幹事(96年産社)の司会進行のもと、来賓の宮川繁雄奈良県建設会会長が祝辞を述べ、田岡誠悟副会長(60年文)の乾杯発声で開宴となった。和やかな雰囲気の中、懐かしい学生時代の恩師の話や次年度県総会は天理市で開催されることに関する抱負等、活発な交流が展開された。
最後は全員で輪になり応援歌を斉唱。宮西康司会計監査(57年法)の万歳三唱で中締めとなった。