10月1日(土)13時より奈良市内で、立命館大学奈良県校友会による若手校友の会発足企画「なら~ニング」が開催された。「なら~ニング」では、フィールドワークを通じて奈良の魅力を再発見し、若手校友を中心に親睦を深めることを目的としており、奈良県校友会で今年度発足した若手校友の会の第一弾企画にあたる。当日は、奈良市内のフィールドワーク、懇親会を合わせて、新卒校友を含め若手校友を中心に約200名(奈良県校友会集計)ほどの参加となった。
近鉄奈良駅行基菩薩像前に集合後、会議室へ移動した後、始めに若手校友会の田口育宏会長('91産社)より、「今回の奈良市内フィールドワークを通じて懇親を深め、今後の若手校友の参加促進に繋げていきたい。3コースに分かれているが、それぞれ大いに楽しんでいただきたい」と開会の挨拶が行われた。続いて、奈良県校友会の
絈井会長('69経済)より、立命館大学校友会の現状説明、校友会100周年へ向けての抱負、未来人財産育成基金の呼びかけが行われるとともに、「大学を取り巻く環境は18歳年齢人口の減少、グローバル化の進展により大きく変化している。校友会も平成卒の校友、女性校友の増加に伴い、大きな変革期を迎えている。校友会の行く末は若手校友の皆さんに懸かっているので、これから大いに盛り上げていってほしい」と激励の挨拶が述べられた。また、今後の奈良県校友会の企画として、11月12日(土)に行われる、バスツアーへの参加が呼びかけられた。(BKCスポーツ健康コモンズの見学やアウトレットへの旅程を予定している)
挨拶終了後、奈良県校友会
絈井会長より、「観光立国としての日本」のテーマにて、観光とは何か、諸外国との比較を通じた日本の観光産業の実態、今後の展望について講演が行われ、奈良市内をフィールドワークするにあたり、インバウンドの増加や奈良の観光振興等を考察する上で貴重な課題提起となった。
講演会後、3コース「ならまちコース」、「春日大社コース」、「滝坂の道コース」に分かれてそれぞれ実行委員と現地ガイドを先頭にそれぞれフィールドワークへと出発した。
「ならまちコース」・・・猿沢池→今西家書院→格子の家→庚申堂→ならまちにぎわいの家
→からくりおもちゃ館→元興寺
「春日大社コース」・・・興福寺→一の鳥居→春日大社
「滝坂の道コース」・・・破石→石灯籠→寝仏→三体地蔵菩薩→朝日観音→首切り地蔵
緑溢れ歴史感じる奈良市内を、時折鹿に触れ合いながら散策し、各名所では現地ガイドより奈良県民も知らないマニアックな情報が紹介される中、参加者は新しい奈良の一面に関心を寄せ、リフレッシュしながら交流を深めていた。ツアー後は、参加校友より「奈良市内を散策するなかで新しい奈良の魅力を知ることができた」、「天気にも恵まれ、自然や風情ある町並みに癒されつつ、会話も弾み、普段の校友会活動以上に参加者同士で親睦を深めることができた」などの企画へ参加して良かったとの声が多く聞かれた。
フィールドワーク終了後は、近鉄奈良駅ビル最上階の北京料理奈良百楽にて懇親会が開催され、奈良市内を半日歩き通した心地良い疲れを癒しつつ、若手校友を中心に最初の座席に関係なく各テーブルを越えて交流が進み、会場は大いに盛り上がった。懇親会の最後には、奈良県校友会の中尾浩治氏('84経済)のリードにより、参加者全員で円になって応援歌グレーター立命と校歌を歌い上げ、最高潮の盛り上がりを見せたところで終焉となった。懇親会では奈良県の職域校友会役員が来賓者として参加され、それぞれの職域の若手校友が参加しつつ、幅広い一般若手校友の参加もあり、今後の若手校友会活性化に繋がる企画開催になった。
なお校友会事務局からは校友・父母課員の古澤秀晃('12産社)が参加した。