5月28日(土)18時からANAクラウンプラザホテル京都において、立命館スポーツフェローが創設35周年記念式典・祝賀会を開催した(355名)。
立命館スポーツフェローは、1981年3月15日、現役部員の活動支援や会員相互の親睦を目的に「立命館大学体育会OB会」として、相撲部OBの小川半次氏を初代会長として発足。以来、母校立命館の教学精神に則り、立命館スポーツ及び母校の発展と充実に寄与する組織として様々な活動を展開してきた。今次創設35周年を迎えるにあたり、10年間にわたってリーダーシップを発揮されてきた村岡治会長(64年理工)の後任として水田雅博新会長(76年経)を選出。水田新会長のもと新体制を構築し、今後全ての関係者が一致団結して諸課題に対峙していくという想いを込めて、体育会各部のOB・OGはもとより、大学関係者、盟友である同志社大学、関西学院大学、関西大学の体育会OB・OG組織の代表者、そして平素取材等でお世話になっている報道各社が一堂に集う中、盛大に記念式典を開催した。
記念式典の司会は剣道部OGの山本久美子副幹事長(94年文)。冒頭に永井博副会長(71年理工)が開会の辞を述べ、応援団のリードにしたがって校歌を斉唱。先輩諸精霊および先日の熊本地震物故者に対する黙祷を行った後、水田会長が開会の挨拶を行った。挨拶の中で水田会長は、立命館スポーツの発展を担う体育会の役割とは「『夢と感動』を与え、立命館の名のもとに全学の絆を強める」ことにあると強調。そしてそのためにはもっと種目間の交流を通じて相互に心身ともに高め合うことと併せて、一般学生と体育会アスリートとの交流を深めながら、「立命館スポーツ宣言」の具現化を図っていく必要があると述べた。さらに、学生の活躍は学内に留まらず、校友を励ますことにも言及。この間学生から感動を受けた数多くの校友が、学生支援のために取り組んでいる「未来人財育成基金」にスポーツフェローとしても協力していくことと併せて熊本地震への義援金募集への協力の呼びかけを行った。続いて来賓を代表して吉田美喜夫総長(72年法)がご登壇。「立命館のアスリートの特長として、勝つための様々な取り組みを通じた人間的な成長が勉学にも、スポーツにも生きている。例えば昨年、全国制覇を果たしたアメリカンフットボール部は、朝一番BKCの噴水の前に集合し、みんなで第1時限の授業に出席していった。全ての課題に対し『乗り越える』ための具体的な手段を講じる人、集団へと成長していったことが高いレベルでの文武両道を実現することに繋がっていったものと思われる。今後も全学活性化を担う立命館スポーツを応援していきたい」と祝辞を述べられた。次に門川大作京都市長(74年法)がご登壇。教育委員会在職時代のご経験に触れられ「スポーツが強い学校を訪問すると生徒がきびきびとしていた。大学も同様であろうと思う。スポーツの発展が大学全体の活性化につながり、校友にも地域にも波及していく」とスポーツの重要性を紹介されつつ、さらなる立命館スポーツの発展にエールを送られた。さらに校友会本部を代表して村上健治会長(70年産社)がご登壇。この間の立命館スポーツの発展が全国の校友を大いに励ましてくれたことへの謝辞を述べるとともに、「大学・学生と校友会とは『車の両輪』であり、相互に高め合うべく、校友会としても全面的に応援していく」と述べられた。同志社スポーツユニオン、関西学院大学体育会同窓倶楽部、関西大学体育OB・OG会の代表者の祝辞の後、会長功労賞の授与式を経て、5期10年にわたりスポーツフェローをリードして来られた村岡前会長に対して吉田総長が大学を代表して感謝状を贈呈された。
祝賀会では冒頭に森島朋三学校法人立命館専務理事(86年産社)が声高らかに乾杯をご発声され、開宴となった。種目は違えども学生時代に共に高め合った同級生同士や、久しぶりに再会した先輩、後輩同士の交流等で大いに会は賑わった。宴もたけなわとなった頃、体育会委員長の挨拶に続き、応援団による演舞が披露され、応援歌を全員で斉唱し、大塚勲副会長(66年法)の挨拶で中締めとなった。
なお、校友会本部事務局からは大場が参加した。