2015年10月18日(土)16時30分から金沢ニューグランドホテルにて、石川県校友会総会が開催された。当日は、北陸の近隣県である富山県・福井県からの来賓を含め、昨年を上回る約160名の参加があった。
第一部の総会は、永尾誠志事務局長(’92法)の司会進行により、校歌斉唱、橋本好哲副会長(’85産社)からの挨拶、秋山武彦副会長兼会計監事(’42経営)からの会計報告が行なわれた。
第二部は、川瀬裕子幹事(’89文)による司会で来賓が紹介され、拍手で迎え入れられた後、北陸との縁も深い本郷真紹理事補佐・文学部教授から「古代北陸の宗教文化」についての講演が行なわれた。講演の中では「泰澄和尚伝記」に記されている泰澄大師のエピソードを切り口として、古代北陸地域の文化の特性、全国的な潮流となった山岳信仰や神仏混淆の実態等に関する話が展開され、わかりやすく時にユーモアを交えつつ展開される語り口に参加校友は聞き入っていた。
第三部は、引き続き川瀬幹事の司会により展開され、尾形弘之副会長(’63法)による開会の辞の後、橋本副会長による挨拶が行なわれ、その中で来年の2016年に北陸三県の大会として金沢にて開催される「オール立命館校友大会2016in金沢」について、「校友会活動を活性化させるチャンスでもあり、北陸三県校友会が結束を高め、全国に北陸の勢いを示そう!」との熱のこもった呼びかけが行なわれた。来賓紹介を経ての来賓祝辞では森島朋三立命館専務理事が登壇、立命館学園の近況報告と共に、来年の校友大会への期待を込めて、北陸新幹線開通で賑わう北陸地域において立命館のプレゼンスをぜひ高めて頂きたいとのメッセージが送られた。また、村上健治会長はお祝いの言葉の中で、校友会全体の近況報告や100周年に向けた取り組みとあわせて、来年の校友大会に触れ、「校友相互の絆をより一層深める良い大会にし、立命館を北陸の地で大いにPRしてほしい」と来年に向けた強い想いが北陸の校友に伝えられた。
乾杯の発声を富山県校友会の田村哲朗会長(’72経営)が行なった後で開宴となり、会場は世代や職業をこえて一気に交流が展開された。しばらくの歓談の時間の後、バラエティーに富んだ沢山の景品が用意された「お楽しみ抽選会」が行なわれ、当選番号が発表される度に会場のあちこちで歓声があがり、景品を手にした校友は笑顔を見せていた。
総会初参加校友紹介企画では、若手校友も多数登壇し、会場からは激励の拍手が送られていた。楽しい時間は瞬く間に過ぎ、会も終盤を迎えようとしていた頃、参加校友全員で応援歌を斉唱、会場の盛り上がりは最高潮に達した。最後に一本締めを福井県校友会の品谷義雄会長が行ない、閉会の辞を石川県校友会の秋山武彦副会長(’67経営)が述べて中締めとなった。なお、立命館大学校友会事務局からは大場茂生事務局長と舩尾優一校友・父母課員が参加した。