10月8日(土)、アートホテル新潟駅前において新潟県校友会創立50周年記念式典が大々的に開催され、約150名の県内校友・来賓・関係者が出席した。
当日は13時より、立命館大学生命科学部の久保幹教授による「味も栄養価も収穫量もアップ! “土の健康診断法”」と題した記念講演会を開催。この講演会は一般市民にも開放されており、化学肥料や農薬にたよらず再現性や保存性の高い土壌づくりを可能とするSOFIXという久保教授らが開発した指標に、農業関係者からの質問が相次いだ。
続く総会では物故校友に黙祷を捧げたのち、小畑幹事長(71・文)より一年間の会務報告があり、会則の一部改訂、役員の選任などの議題が承認された。
おまちかねの記念式典は、加藤雅之氏(98・経営)、冨高由喜氏(99・法)の司会により進行。オープニングアクトでは江川功氏(81・経営)の名曲「立命館アニバーサリー」にのせて式典部会メンバーがオリジナルのミュージカルを披露し、2番は小柳沙紀氏(10・国関)の振り付けで出席者全員が踊るという、前代未聞の幕開けとなった。小野朋子副会長(92・文)よる開会宣言ののち、全員で校歌を斉唱し、創立50周年記念事業の実行委員長である樋口和道氏(78・法)が、歴代の会長の功績をたたえながら、あらたに会長へと就任することへの抱負を述べ開会の挨拶とした。来賓を代表して、吉田美喜夫・学校法人立命館総長からは学園近況、村上健治・立命館大学校友会会長からは本部における新潟県校友会の功績、河端信雄・同志社大学校友会新潟県支部長からは校友会同士の交流を紹介する祝辞をいただいた。続いてこの日新潟県校友会の会長を勇退し、あらたに名誉会長に就任した小野守通氏(69・経営)に対し、本部を代表して村上会長から感謝状を、新潟県校友会を代表して樋口・新会長から感謝状と50周年を表す「50」の数字をあしらったパンサーズのユニフォームを進呈した。小野名誉会長は自らが会長を務めた10年間を振り返り、2012年の全国大会を機に他県との交流が生まれたことや優秀で活発な校友会員に恵まれたことへの感謝を述べた。式典の最後に、新潟県校友会50周年の歩みをスライドで振り返り、小畑・新副会長の宣言により閉会となった。
記念撮影を挟み、シャンソン歌手・文太郎氏(98・政策)の歌声でスタートした祝賀会。大槻四郎・長野県校友会会長(69・法)の発声で乾杯したあとは、三味線プレイヤー・史佳氏(97・理工)のライブやジャンケン、江川功氏の新曲「立命館ダイアリー」などとともに各々が食事・歓談を楽しんだ。木山秀一・茨城県校友会幹事長(81・法)の演舞で応援歌を斉唱し、笠原万里子氏(15・文)の万歳三唱でお開きとなるまで、常に笑いの絶えない新潟県校友会らしさの凝縮された一日となった。
なお新潟県校友会創立50周年記念事業実行委員会では今後、この式典を含めた新潟県校友会50周年の歩みをDVDに収め、記念誌として発行する予定である。