6月21日(日)16時30分より、ホテルアソシア豊橋において、愛知県校友会東三河支部が総会を開催した(参加者82名)。
第1部総会は、小林弘和事務局長(1981年法)が司会進行。横田弘道副支部長(1966年文)の開会の辞、参加者全員による校歌斉唱に続き、小川公男会長(1966年経)が挨拶を行った。挨拶の中で小川会長は、「スタッフの尽力により数多くの若い校友が参加してくれたことを嬉しく思う。さらに魅力ある企画の実施を通して参加者を増やしていきたい」と述べた。さらに2016年度サミットの会場が対岸の三重県志摩市に決定したことを受け、東三河地域が海上交通上の要衝となることや、近年のインフラ整備が進む中、様々な地域資源が脚光を浴びるチャンスであることについても言及。「サミットを契機に会活動の活性化と相俟ってこの地域全体の活性化につなげていこう」と呼びかけた。その後、来賓紹介、総会議事(活動報告、会計報告、8月7日の豊川海軍工廠被災者慰霊祭の案内)が行われ、全て拍手で承認された。
第2部の講演会は、山口裕啓副支部長(1971年法)が開会の辞を述べ、本郷真紹文学部教授を講師にお迎えし、「日本的信仰の成立ー神と仏と怨霊とー」というテーマで講演していただいた。地域性を色濃く有する神の存在と、律令国家成立に伴い、地域を超えた統治が必要となっていく過程において仏教を有効に活用していった国家の営みについて史実、伝説を提示しながら分りやすく講演された。また、講演の中で神と仏の違い、例えば「神はお酒好きであり、にぎやかなことが好きであるため、神社ではお祭りが行われる。また、神は仏と違ってケガレを忌み嫌う。だから参拝の折には、手水で身を清めることとなっている。よくある勘違いとしては清めた後にハンカチで口元や手を拭く人がいるが、ハンカチを使用することでケガレルので正式には使用すべきではない」と説かれ、参加者一同興味深く聞き入っていた。
第3部の懇親会は事務局の大羽秀明氏(2003年経)が司会進行。林幸雄愛知県校友会会長が挨拶と乾杯の発声に立ち「活き活きとした人生を送ることは、人間の賞味期限を延ばす。立命館の学縁でつながる人々と交流することで、さらに活き活きとした人生を送り、共に賞味期限を延ばしていきましょう」と述べた。また11月14日に開催予定の県総会の案内を行い、地域での活性化を県全体に拡げていきましょうと呼びかけ、声高らかに乾杯を発声し、開宴となった。宴の最中には、校友会本部事務局から参加した大場が大学と校友会の近況について報告。また専経22年同窓会の黒﨑徳之助会長が登壇し、同級生4名が眠る豊川海軍工廠被災学生慰霊碑の管理を東三河支部の皆さんにしていただいていることに対し謝辞を述べるとともに、被災70周年となる今夏の慰霊祭の開催協力を依頼した。そして恒例の抽選会が事務局の山内和実氏(1997年文)の名司会のもとで行われ、大いに盛り上がった。最後は、応援団OBの青木清美事務局次長(1983年理工)がリード務め、参加者全員が輪になり応援歌を斉唱。再会を約し中締めとなった。