11月25日(土)18時より北九州市内リーガロイヤルホテル小倉にて、オール立命『校友のつどい』 in 北九州が開催され、地元の校友に加え、APU校友、近隣の福岡県校友会、佐賀県校友会、宮崎県校友会、同志社・関学・関大などの各支部から来賓を迎え、総勢90名が参加した。
今年度は、中西あき副会長が実行委員長を務め、「女性による優しい総会」をテーマに『校友のつどい』を開催。テーマに沿って、校友会本部事務局から森川典子副会長、APUから松井かおりキャリア・オフィス課長が来賓として出席、オープニングアクトには津軽三味線日本一の鈴木利枝さんが出演するなど、華やかで温かな会となった。
総会開始前には、艶やかな着物を着た女性校友より、抹茶、お茶菓子によるおもてなしが行われ、早くから会場入りした校友はゆっくりと寛ぎの時間を過ごした。
定刻になり総会がスタート。今年度は総会・懇親会を通じて、元NHK放送局キャスターの米谷奈津子さん('99産社)が司会・進行を務めた。まず初めに、物故者への黙祷、校歌斉唱が行われた後、藤田卓也会長('79経済)より、「学縁での繋がりを大切に、世代、男女を超えて、学生時代の思い出を語っていただきながら懇親を深めていただきたい」と挨拶が述べられた。続いて、壇上へ北九州校友会役員が登壇し、藤田会長より今年度就任となった新役員の紹介が行われた後、初村雅敬幹事長('78経済)より、会計・事業報告が行われ拍手をもって承認となった。その後、来賓紹介が行われ、来賓代表として、学校法人立命館 上田寛専務理事より、キャンパス創造、学部新設をはじめとした学園中期目標R2020計画の進捗が語られ、「立命館学園として教育・研究の質の向上を目指して改革を重ねており、それらをさらに充実させていこうとする積極的な姿勢にこそ、大学の未来への活路が開かれると考えている。今後も校友の皆さまからご支援、ご指導ご鞭撻願いたい」と呼び掛けられた。
続いて、RFS(校友会未来人財育成サポーターズ)リーダーを務める初村幹事長より、「今の立命館があるのは、卒業生の活躍もさることながら、在学生の頑張りによるところも大きい。在校生がもっと頑張れるよう、校友みんなで応援していきましょう」と、当日配られた校友会未来人財育成基金の募集封筒の紹介と合わせて、校友への在校生支援の呼びかけが行われた。その力強い呼びかけの後、校友会未来人財育成基金の支援を受け、ベトナムへの留学を実現させたスポーツ健康科学部1回生の内藤ゆうかさんより、校友への感謝、自身の体験報告が行われた。報告のなかでは、「高校生の時にできなかった留学を、校友の皆さんのご支援により実現させることができた。言葉も通じず、文化が異なるベトナムでのフィールドワークを通じて、視野が広がり、チャレンジすることの大切さを学ぶことができた。次の夢に向かって、これからもチャレンジを積み重ねていきたい」と充実した表情で所感と今後の豊富が語られた。
なお、グローバルフィールドプロジェクトに参加した学生による校友会総会での報告は、北九州校友会が全国初となる。
講演会では、ボッシュ株式会社 取締役副会長の森川典子氏(校友会本部副会長)より、「地方から世界へ!」というテーマのもと、自身の可能性を広げるターニングポイントとなった経験、ボッシュ株式会社におけるチャレンジ等を交えながら、校友の人生をより豊かなものへ後押しする内容の講演が行われた。講演の締めくくりには、森川氏自身の趣味についてクイズが出され、会場は大いに盛り上がった。
講演会終了後、奥野照章顧問('66法)の乾杯の発声により懇親会がスタート。奥野顧問からは、来年度お孫さんが立命館大学映像学部に入学される旨が報告され、「母校のますますの発展を祈念したい」と語られた。オープニングアクトとして、今年度全国校友大会にも出演された鈴木利枝さん方による津軽三味線演奏が行われ、日本一に何度も輝いているプロの演奏に会場はオープニングから熱気に包まれた。温かな雰囲気のもと会は進み、多くの校友が席を行き来しながら挨拶を交わしている中、途中、初参加の校友が壇上へ上がり、挨拶が行われた。初参加者の中には、夫婦で立命館校友や北九州を盛り上げるために転職したという校友もおり、それぞれのスピーチに温かい拍手が送られた。続いて、APUキャリア・オフィスの松井かおり課長、東明館学園の花上徳明校長、校友会本部事務局から古澤の挨拶が行われ、それぞれの大学、中高、校友会に関る近況報告が行われた。
会の終盤には、会場一丸となり応援歌グレーター立命の斉唱が行われ大いに盛り上がる中、北九州校友会、立命館大学とあわせてAPU、東明館学園、他大学へのエールも行われた。最後に、中西あき実行委員長より締めの挨拶、万歳三唱が行われ、女性校友での写真撮影、全体写真撮影の後、お開きとなった。熱気覚めやらぬまま、多くの校友が同ホテル内の二次回会場へと足を運び、懇親を深めた。
隔年で行われている、グランドジェネレーションパーティーをはじめ、北九州校友会では世代や性別を超えて絆を深められる活動が盛んに行われている。今回も、「女性による優しい総会」というテーマ通り、女性が活き活きと会の運営に携わる、特色溢れる校友の集いとなった。なお、校友会本部事務局からは古澤秀晃課員が出席した。