6月28日(日)11時から、ホテルキャッスルにおいて山形県校友会が2015年度総会を開催し、広い県内から30名が集った。
総会に先立ち、京都のイノダコーヒーを呑みながらアイスブレークを行い、定刻になるとともに、伊藤邦男副会長(1973年営)の司会進行で開会。校歌斉唱の後、三浦孝治会長(1958年理工)が挨拶を行った。挨拶の中で三浦会長は、「相手の目を見つめて話し、しっかりと交流していこう。そして2018年度に東北・北海道ブロックで開催される校友大会に向けて、当会を盛り上げていこう」と呼びかけた。続いて来賓の塩田邦成・東京キャンパス所長(1978年文)が、ラーニングコモンズ等の積極的な活用を通じた主体的な学びの醸成、オーストラリア国立大学との共同学士課程の設置検討等、母校の近況について報告を行い、福元寅典・校友会本部副会長(1972年経)が東日本大震災復興支援事業および未来人財育成基金募集推進事業の意義を校友会ミッションと照らし合わせながら説明し、協力を呼びかけた。その後、本部事務局から参加した大場、阿部直・宮城県校友会副会長、桑原勇健・福島県校友会会長がそれぞれ挨拶を行った。そして三浦会長を議長に、全6号にわたる総会議事を審議し、全て拍手で承認。終了後は、「オール立命館校友大会2014in 岡山」、全国都道府県代表者会議の参加報告があり、高橋健一幹事長から2月に開催されたRFS・RFSリーダーズ会議で決まった具体的な未来人財像を可視化しながら、ソフト、ハード両面にわたる支援をするために校友会未来人財育成基金の募集を推進していくという方針について説明があった。そしてアフリカ・ケニアで貧困と戦う子どもたちの教育機会を保障することで負の連鎖を断ち切ろうと取り組んだ田中美帆さんの動画を上映しながら、「彼女のように未来を切り拓いていく人財を支援するために、ともにがんばりましょう」と協力を要請した。最後に、宮城県から10月25日(日)に仙台市で開催される全日本大学女子駅伝の応援要請があり、総会を終了。「校友Talk」に移行した。
今回の講師は、鶴岡市の致道博物館で学芸員を務める酒井英一氏(1976年文)。致道博物館は、徳川四天王の一人酒井忠次を祖とする庄内藩酒井家にまつわる史資料を収めた博物館で、「致道」は同藩校「致道館」の名に由来し、「君子学んで以って其の道を致す」(「論語」)による。今回は「懇親会を盛り上げるための話題提供になれば」ということで、以前刀剣を展示した際に起こった科学では説明できない不思議な話を披露された。
参加者全員で記念撮影をした後、懇親会となった。塩田所長の乾杯発声で開宴した後は、参加者一人ひとりが登壇し、近況と今後の校友会活動についての抱負を述べ、交流を深め合った。再興間もない同会には、会の活性化を願う会員のアイデアが数多く寄せられ、執行部は事業に反映すべく熱心に聞き入っていた。宴もたけなわとなった頃、来賓の福元副会長が、10年間にわたる鹿児島県校友会会長職の経験を踏まえ、「校友会とは会員一人ひとりが役割認識を持ち、主体的に関わる中で盛り上げていくもの。献身的に再興に取り組んでおられる三浦会長を中心に是非活性化に取り組んで欲しい」と呼びかけ、大きな賛同の拍手が沸き起こった。
最後は、来年7月3日(日)の総会での再会を誓い合い、一本締めでお開きとなった。