11月23日(土)12時より北九州市内リーガロイヤルホテル小倉にて、令和元年度オール立命『校友のつどい』 in 北九州が開催され、地元の校友に加え、APU校友、近隣の福岡県校友会、大分県校友会、熊本県校友会、同志社・関学・関大などの各支部から来賓を迎え、総勢73名が参加した。
今年度は、「子育て世代も参加しやすい総会」をテーマに『校友のつどい』をお昼間に開催。テーマに沿う形で、子ども連れや女性校友の参加が多くみられた。学園代表として上野隆三副総長、校友会本部から小野守通副会長、APUから松井かおりキャリア・オフィス課長が来賓として出席、校友会未来人財育成奨学金の受給学生である、嶋晴菜さん(立命館大学スポーツ健康科学研究科)による日ごろの活動の成果報告も行われた。さらには会の途中より、立命館大学校友であるJリーグ・ギラヴァンツ北九州の3選手が飛び入り参加となり、世代を超えて懇親が盛り上がる賑やかな会となった。
総会開始前には、女性校友より、抹茶、お茶菓子によるおもてなしが行われ、早くから会場入りした校友・来賓はゆっくりと寛ぎの時間を過ごした。
定刻になり総会がスタート。今年度は総会を、若手校友幹事である福山雄太さん('10経済)が司会・進行を務めた。まず初めに、校歌斉唱が行われた後、藤田卓也会長('79経済)より開会挨拶が行われ、10月19日に開催された100周年記念オール立命館校友大会の紹介、校友会未来人財育成基金への協力のお礼とともに、「世代、男女を超えて交流を深め、ゆっくりとお楽しみください」と述べられた。続いて、初村雅敬幹事長('78経済)より、会計・事業報告が行われ拍手をもって承認となった。その後、来賓紹介が行われ、来賓代表として、学校法人立命館 上野隆三副総長より、学園創造の進捗、学生の活躍の近況が語られ、とりわけ自身が部長を務められるアメリカンフットボール部の関西リーグ優勝、12月1日に行われる西日本代表校決定戦(WESTERN JAPAN BOWL)の紹介、応援が呼びかけられた。 続いて、校友会本部・小野守通副会長より挨拶が行われ、先日京都で開催された『100周年記念オール立命館校友大会』について触れられ、「校友会設立当初、誰も今の立命館と立命館大学校友会を想像できなかっただろう。これから100年後も想像することはできないが、先人たちの努力と、大学と校友会がともに歩んできた歴史の重みを感じながら、今後の更なる立命館の発展を皆さまとともに応援していきたい」と語られた。
続いて、RFS(校友会未来人財育成サポーターズ)リーダーを務める初村幹事長より、校友会未来人財育成基金への取り組み状況(特に九州における募集推進状況・北九州での募集状況)および基金の趣旨説明が行われ、「在校生がもっと頑張れるよう、校友みんなで応援していきましょう」と語られた。合わせて、校友会未来人財育成基金チアカードによる当日寄付も呼びかけられた(別途、校友会事務局より、チアカードへの協力者を対象に、校友会100周年記念誌をプレゼントされる旨、説明が行われた)。その力強い呼びかけの後、校友会未来人財育成基金の支援を受け、被災地(とりわけ熊本県)でのスポーツを通じたコミュニティ支援を行っているスポーツ健康科学研究科の嶋春菜さんより、校友への感謝、自身の体験報告が行われた。報告のなかでは、「校友の皆さんのご支援により関西から離れた被災地へ何度も赴くことができている。次の目標に向かって、これからもチャレンジを積み重ねていきたい」と感謝の気持ちと今後の豊富が語られた。成果報告後、嶋さんが継続して活動を行っている熊本県から参加した、熊本県校友会の飯田俊之会長より所感とともに激励の言葉が贈られ、「まだまだ仮説住宅等で復興へ向けて困難な状況に置かれている方も多くおられる中、立命館の後輩学生が熊本まで応援に来てくれていることを心強く、また誇りに思う」と述べられた。その後、北九州校友会よりサプライズで嶋さんへ激励のプレゼントが贈られ、会場は温かい雰囲気に包まれた。
成果報告会終了後、参加者へ記念品として贈られた防災食「さんまの缶詰」について校友会事務局より紹介が行われ、立命館ネットワークを活かした防災食であり、売上の一部が宮城県へ寄付される旨が紹介された。その後、スムーズな進行のもと、奥野照章顧問('66法)の乾杯の発声により懇親会がスタート。懇親会は、中尾憲二氏(’88経済)が司会・進行を務めた。温かな雰囲気のもと会は進み、多くの校友が席を行き来しながら挨拶を交わしている中、途中、初参加の校友が壇上へ上がり、挨拶が行われた。初参加者の中には、夫婦で立命館校友もいる中、それぞれのスピーチに温かい拍手が送られた。
その後、翌日24日にJ2昇格を懸けた大一番を控える、ギラヴァンツ北九州の3選手が会場へ駆けつけ、登壇。キャプテンの内藤洋平選手(’11政策)より翌日の勝利、J2昇格に向けた熱い想いが語られ、会場からは大きな拍手が贈られた。続いて、北九州校友会よりサプライズで激励のプレゼントが選手へ贈られた。とうだん後も、プロスポーツ選手の登場に会場は盛り上がり、すぐさま多くの参加者から囲まれ交流が深められた。その後、各テーブルごとに写真撮影が行われ、撮影時には100周年記念フラッグが使用された。
会の終盤には、会場一丸となり応援歌グレーター立命の斉唱が行われ大いに盛り上がる中、ギラヴァンツ北九州、北九州校友会、立命館大学とあわせてAPU、他大学へのエールも行われた。最後に、峯浦智恵子さん(’07法)より締めの挨拶、万歳三唱が行われ、全体写真撮影の後、お開きとなった。昼間の時間にも関わらず多くの校友が同ホテル内の二次会会場へと足を運び、懇親を深めた。
隔年で行われている、グランドジェネレーションパーティーをはじめ、北九州校友会では世代や性別を超えて絆を深められる活動が盛んに行われている。今回も、「子育て世代も参加しやすい総会」というテーマ通り、特色溢れる校友の集いとなった。なお、校友会本部事務局からは古澤秀晃課員が出席した。