6月14日(日)「プラザ洞津」において、三重県校友会が2015年度総会を開催した(参加者170名)。
県総会に先立ち、14時30分から若手校友組織「リコネクト三重」の設立総会が行われた。三重県校友会は、この間、次代を担う人材の発掘、育成を視野に、県内各地においてティーパーティーを実施し、若手校友の交流機会を創出してきた。同事業を通して各地の若手校友の会活動活性化の軸になる人材が一定見えてきたことを受け、このたび設立の運びとなった。設立総会では山川和俊会長(1967年法)が期待と激励の想いを込めた挨拶を行い、奥山正彦事務局長(1967年経)が設立趣意書を読み上げ、役員選出となった。柴田真衣氏(2006年経)等5名の幹事が選出され、それぞれ就任の挨拶を行った。今後は、最初の事業として6月27日(土)に開催されるリコネクト東海主催の新校友歓迎会にまとまって参加することとなった(参加費は県校友会が負担)。
「リコネクト三重」の設立総会終了後は、県校友会を構成する県内各地の地域校友会の総会が行われ、その後、15時30分から県総会が行われた。総会は八橋友香事務局次長が司会進行。開会に当たり山川会長が挨拶に立ち、「就任時に掲げた『200人総会』の実現に向けて今後も新しい参加者開拓に努め、組織の活性化を図っていきたい。また今次設立されたリコネクト三重における若手校友の活動を支援し、三重全体の活性化につなげていきたい。さらに未来人財育成基金を通じて少額でもいいから後輩を支援しようという文化の醸成に努めていきたい」と述べた。続いて学園を代表して森島朋三・学校法人立命館専務理事が、先日次回サミットの会場に決定した志摩市とは2013年度に包括協定締結していること等、近年における三重県と立命館との関係性について示唆。その後、グローバル化の拠点として、教育の質的転換拠点として開設した大阪いばらきキャンパスについて、その意義、概要を述べるとともに、今年度司法試験は短答式試験において全国7位の成績を挙げており、最終の試験結果に期待が持てること、体育会日本拳法部が全日本大学選手権V2を果たしたことなどを紹介しつつ、「スーパーグローバル大学(SGU)として世界水準の大学を目指しながら、スポーツや学術・学芸分野においても顕著な成績を挙げ、私立大学らしく多彩な個性を社会発信していけるよう運営していきたい」と抱負を述べた。来賓紹介を経て山川会長を議長に総会議案が審議され、全て拍手で承認。記念講演会へと移行した。
記念講演会の講師を務めたのは校友の前田憲司・皇學館大學文学部講師。「芸能から見た三重~大衆芸能と神事芸能~」というテーマで、三重に所縁のある文化人を紹介しながら、史実とご自身が経験されたエピソードを交え、講演された。
会場を移して行われた懇親会は、冒頭、渡邊駿太元応援団長が登壇。風格のある演舞に合わせて参加者全員で校歌を斉唱し、山川会長の開会の辞を経て、校友会本部を代表して参加した福元寅典副会長(1972経)が挨拶に立ち、少額でもいいから数多くの校友の力を結集して母校・後輩支援をという未来人財育成基金設立趣旨を説明し、鹿児島県校友会の取り組み状況を紹介しながら、あらためて理解と協力を求めた。続いて隣県校友会を代表して林幸雄・愛知県校友会会長兼本部校友会副会長(1978年産社)が挨拶を述べ、校友会本部事務局長の大場が乾杯発声を行い開宴となった。広い県域各地の多様なフィールドで活躍する数多くの校友が一堂に会する機会らしく、世代を超え、地域を超えて、参加した校友は積極的に交流を行った。お楽しみの抽選会も大いに盛り上がり、最後は再度渡邊元団長が登壇。勇壮豪快な演舞に合わせて全員で応援歌を斉唱し、中山良徳・中勢会会長(1969年経)の中締めの挨拶と一本締めでお開きとなった。