2015年10月25日(日)「杜の都駅伝」(第33回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会)が仙台市内で行なわれ、立命館大学女子陸上競技部が見事優勝を果たし、大会新記録で5連覇を達成した。また史上初の全区間賞の快走を見せ、終止独走を守った。
宮城県をはじめとする東北地区や全国から多くの校友が応援に駆けつけ、優勝決定後の『祝勝・懇親パーティ』では、偉業を達成した選手、監督、コーチから優勝の報告があり、応援、お祝いに駆けつけた校友たちから大きな拍手が送られた。
レースは、大森菜月選手が各校有力ランナーの揃う1区で大会史上初の3年連続区間賞の走りでトップに立つと、2区の関紅葉選手が初出場のプレッシャーをものともしない走りで2位との差をさらに広げた。 3区では加賀山恵奈選手が区間新記録にあと一歩に迫る圧巻の走りを見せ、早くもトップを独走する状態となった。4区の池本愛選手は力強い走りで2位との差を1分39秒にまで広げ、5区の太田琴菜選手へ 襷をつないだ。太田選手は、アップダウンが激しい最長区間9.2kmの5区を快走し、昨年の2区に続き、5区でも区間新記録を打ち立てました。最終区間6区を走った和田優香里選手は、アンカーのプレシャーに負けない走りで区間賞を獲得した。これも史上初となる全区間賞獲得という快挙を達成し、5年連続10回目となる優勝のゴールテープを切った。優勝タイムは大会新記録となる2時間2分52秒。
十倉みゆき・ヘッドコーチは「全パートで力を合わせて、力を出し切れるチームになることができ、お互いに良い刺激を与え合えたことが今回の結果につながったのだと思います。ここに来るまでは苦しい思いもしてきましたが、結果的にチームみんなが成長してくれて、良い顔で今日走ってくれました。応援ありがとうございました」と優勝を決めた喜びを語った。
祝勝・懇親パーティは宮城県校友会の主催によりKKRホテル仙台で開催された。阿部直幹事長('62理工)が司会進行のもと、宮城県校友会の下村泰雄会長('61法)、森島朋三立命館専務理事、佐久間春夫学生部長からの優勝への祝辞を含む挨拶のあと、陸上競技部OB・OG会の渡邉裕会長('66文)の乾杯の発声ではじまった。
懇親が進む中、優勝セレモニーを追えた選手、監督が祝勝会に到着し、大きな拍手で迎えられた。壇上に上がった監督から応援に対する謝辞と今後の抱負や決意を述べ、監督からメンバー全員の紹介がなされた。
続いて青森県校友会の水木洋会長('73法)、秋田県校友会の加藤和生副会長('74理工)、岩手県校友会の菊池宏会長('65文)、山形県校友会の伊藤邦男副会長('73経営)、福島県校友会の馬場幸蔵幹事長('76産社)、杜の都駅伝後援の報知新聞社代表取締役社長で校友の早川正氏('75産社)が挨拶をし、祝辞と今後へのエールを送った。
和やかな雰囲気の中、選手と校友は交流を深め、会場は大いに盛り上がっていった。祝勝・懇親パーティも終盤となったところで十倉みゆきコーチが登場し、校友からの力強い声援へのお礼と今後の抱負を述べ、会場からは大きな拍手とエールが沸き起こった。
最後には田村真里奈応援団副団長のリードで、校歌と全員が肩を組んでの応援歌の斉唱がされ、宮城県校友会の阿部直副会長('62理工)の閉会の言葉で盛会のうちに祝勝会は終了した。