2017年4月23日(月)15時より、名古屋市内名駅モリシタ名古屋駅前中央店7階会議室 において、リコネクト東海企画 「Happy Money Life~知らなきゃ恥だが役に立つ~」が開催された。リコネクト東海企画の2017年度第1弾となる本企画は、「税理士法人さくら」にて愛知県を中心にご活躍されている税理士の稲井 辰光氏(09年経済学研究科卒)を講師としてお招きし、若手校友を対象として、お金と上手く向き合いながら人生を豊かにする方法のレクチャーが行われた。
当日は約30名の20~30代の東海地区在住校友が参加し、「お金を知る」、「お金を管理する」、「お金を運用する」の3段階に分けて稲井氏の講義を受け、時折り稲井氏から参加者へのお金に関る問い掛けも交えながら、お金に対する認識を深め、今後の将来設計へ向けて前向きかつ具体的な方法を楽しく学んだ。
はじめにリコネクト東海代表の杉本氏(13年法卒)より開会の挨拶が行われ、講師の稲井氏の紹介が行われた後、稲井氏による講義がスタート。企画の前半においては、「お金を知る」、「お金を管理する」というテーマのもと、老後をはじめ将来へのリスクを少しでも下げるため、早いタイミングからお金の管理を行い、5年後、10年後を見据えた具体的な収入支出計画を立てるといった内容の講義が行われ、収入は手取り額で考える、通帳を二つ持ちつつ決算書として毎月決算を行い理想の収支からどの程度乖離があるか客観的に分析を行う等、お金を管理する具体的なアドバイスが行われた。他にも、収入をどれだけ増やせるか以上に、支出をどれだけ管理できるかという観点のもと、「固定費」、「変動費」、「投資」、「貯蓄」の4項目の割合を毎月分析し、浪費を少しでも抑えられるよう、自分自身が毎月何にいくら使っているかを可視化する方法をワークシートを使用しつつ学んだ。
前半終了後、リコネクトスタッフよりお菓子が配られ、甘い物を食べつつ休憩を挟み参加者同士も和気藹々とした雰囲気に。
休憩後の後半では「お金を運用する」というテーマのもと、リスクの高低、短期長期などカテゴリーに分かれつつ投資の種類を複数学びつつ、稲井氏からは「あくまで時間とお金に余裕がある人が、しっかり運用のリスクを勉強した上で、どのようにお金を運用するか考えてほしい」とのメッセージが参加者へ投げられた。
終了後、参加校友からは「お金に関して基本的なことを分かりやすく教えてもらえて良かった」「校友からお話を聞くことで、信用して講義を受けることができ、非常に有意義であった」等、企画二対して前向きな意見や感想が多く寄せられていた。
本企画は、リコネクト世代である若手校友が、仕事の専門性を活かしてリコネクト企画内で講師を務める全国でも初の試みとなった。同世代の校友であるからこそ刺激を受け、講義も分かりやすく実生活に役に立つ内容であったと振り返る。今後もリコネクトをスタートとして、校友同士がお互いの人生を応援し、豊かにできる企画の開催を期待したい。