11月2日(土)、「令和元年度 宇部小野田校友会総会・懇親会」が山口県宇部市の宇部興産ビルとANAクラウンプラザホテル宇部において開催された。近隣の山口地区校友会および周南地区校友会から会長と事務局長が駆けつけ、合わせて33名の校友および学園関係者が出席した。
総会は、森島正信事務局長('83文)の司会で幕を開け、はじめに物故者への黙祷を捧げた。続いて会長挨拶として、江本郁夫会長('79理工)が10月19日の100周年記念全国大会での感動を振り返り「改めて大学と校友会との深い絆に感じ入り、立命館のダイナミックな歩みに心より感服した」と述べられた。当日は過去最多の20名(昨年の仙台10名)が参加し注目を集めたが、これはご家族も一緒に初秋の京都を楽しむというプランが奏功したもので、宇部小野田校友会では様々な課題に関して常に斬新な企画力で対応されており、今回もその取り組みが実を結び、参加した校友とご家族の皆さんは大いに感激し満喫されたとのこと。さらに会長は、「宇部小野田は狭いエリアのため人と人との距離感が近くコミュニケーションがとり易い。そうした特性を生かして現役学生・保護者向け就職説明会も若い校友の方々の力を結集し引き続き実施していきたい。現在約150名の会員がいるので今後は、より多くの皆さんに参加して頂くように改善をはかり広げていきたい」と挨拶をされた。
来賓紹介の後、学校法人立命館・川口清史元総長より、在任中積極的に関わったグローバル教養学部設立までの経緯・趣旨と国内外からの高い評価や将来展望、OIC等各キャンパスの最新の状況、スポーツのトピックス、そして2030年を目指したチャレンジ計画作り等、多岐にわたる学園の近況報告があった。祝電披露後、江本会長を議長として、森島事務局長が令和元年度事業・会計・監査内容がそれぞれ報告され、令和二年度の事業案および予算案、役員の変更(新事務局次長に宮崎拓哉氏<'10理工>)についても説明され満場一致の拍手で承認された。また未来人財育成基金では、これまでに139万6,500円の基金の支援があったことも合わせて報告された。
続いて、「+R未来人財育成奨学金」受給生である生命科学部4回生で山口県出身の切田澄礼さんがパワーポイントを使いながら奨学生成果報告を行った。キャンパスの緑を豊かにする活動の中でSOFIXの技術を学生が活用できるか等の問題意識を持ち、積極的に活動できたことと所属団体のRitree代表としてSDGsの取り組みを学生目線で関われたのも未来人財育成基金のおかげ、まさに私の人生を変えて頂きました、との感謝の言葉は来場者の胸を真に打ち盛大な拍手に包まれた。
集合写真撮影の後、場所を変えて、第二部の懇親会へ移った。懇親会も引き続き森島事務局長が司会進行した。冒頭、全員で校歌を斉唱後、校友会を代表して林幸雄副会長より、大盛況だった100周年記念校友大会への参加と未来人財育成基金に向けた積極的な取り組みに対する謝辞と共に継続的な支援と協力の旨、お願いの言葉があった。 続いて清弘和毅山口地区会長(‘68経済)の乾杯発声で懇親会が開宴となった。
懇親会では、昨年に続いて土肥和宏幹事(‘77経済)が素晴らしい歌声のカンツォーネを披露し、会場に高貴な空気が漂う中、参加者はじっと聞き入りそのムーディな佇まいにすっかり魅了されていた。そして慣例となったゴルフ大会表彰式、同会名物の「クイズ立命館」が行われ、「○」「×」の札を手に難問に一喜一憂する参加者で会場は大いに盛り上がった。立命館グッズのオークションも行われ、あちらこちらから手が挙がり、熱気溢れる中で初参加の若手校友の自己紹介もあり、会場は笑顔と笑い声が溢れた。終盤を迎え、森島事務局長がステージに上がり、その熱のこもったリードに合わせて応援歌斉唱を行い、最後は小林直樹周南地区事務局長('88法)の中締めの挨拶と万歳三唱でお開きとなった。