2016年2月20日(土)午後6時から香川県高松市内の「銀波亭」において、全国の校友会活動の中でも初の試みとなる香川県校友会「ファミリーの会」結成総会が開催され、約30名の「立命館ファミリー」の参加があった。
「ファミリーの会」は、校友だけでなく、立命館の現役学生の父母・ファミリー、さらに卒業生(校友)の父母・ファミリーとも連携し、同じ「立命館ファミリー」としてつながる団体である。相互のネットワークを広げることで、卒業後の進路や就職活動、学生生活なども含めた有益な情報交換等を目的とし、「立命館」の広範なネットワークを結びつけることにより、香川県での「立命館」のプレゼンス向上も展望している。なお、立命館大学生の父母で構成される立命館大学父母教育後援会では、2015年に「卒業生父母の会」が設立され、卒業後の校友の父母とも連携を行なう事業が新たに展開されている中でのタイムリーな設立となった。
香川県校友会では、以前から学生やその父母も対象にして「総会・懇親会」や「就職支援企画(就職情報会議)」などの各企画への参加を呼びかける等、全国の中でも積極的に学生の父母との連携を促進させてきた。今回、そのネットワークを生かして、香川県在住の現役学生・校友の保護者有志と一緒に「ファミリーの会」設立準備委員会を立ち上げ、準備を進めてきた。その中において、会場も香川県校友会の若手校友活動で活躍した古市佑芽さん('10法)[現香川県校友会応援団]の父母の方が経営する今回の鴨料理の老舗で開催されることとなった。
当日は、まず、こちらも全国的にも先進的な取組みである「次世代の会(40~50代の会)」の2月定例会が同会場にて開催され、定例会参加者もそのままファミリーの会に合流した。
会は香川県校友会の穴吹学事務局長(‘71経営)による司会により幕をあけ、冒頭に松浦康隆香川県校友会会長(’77経営)が挨拶で、「香川県校友会は昨年11月の『次世代の会』、今回の『ファミリーの会』設立と活発な活動が展開され、全国からも注目されている。是非この機会を通じて多くの人と懇親の輪を広げ、立命館や就職活動など様々な情報交換を行なってほしい」と挨拶で呼びかけがあった。
続いて、「ファミリーの会」設立準備会の安西佳保里会長(立命館大学父母教育後援会委員)が挨拶に立ち、今回の設立に至るまでの経過を説明すると共に、「学生・校友の父母自身が楽しめる場、子どもが在学時はもちろん、卒業後も『立命館』を応援していける集まりにみなさんとしていきたい」との抱負が述べられた。
その後、司会の穴吹香川県校友会事務局長、および黒川宏香川県校友会事務局次長(’92経営)より、役員と活動内容に関する提案があり、役員については会長に準備会会長の安西さん、事務局長に穴吹事務局長、副会長はその他の出席者全員が就任することが拍手で承認された。また、今後の活動内容については、①7月2日の香川県校友会総会への参加②香川県校友会の「クラブ(ウォーキング・ゴルフ・野菜収穫など)」活動への参加③冬前の親睦会議④会員数の増加の向けた取り組みの4つを柱とすることが決定された。
乾杯は、発足総会記念品として参加ご家族にプレゼントされた「立命館オリジナルマグカップ」で行なわれ、笑顔と共にコップに大きくプリントされたエンジ色のRマークがずらりと並ぶ「立命館ファミリー」色溢れるセレモニーとなった。乾杯の後は、自由交流の時間となり、最初はやや緊張した面持ちであった参加者も「立命館」の話題を中心にあっという間に打ち解け、会場の至るところで話に花が咲き笑顔が溢れていた。文字通り「ファミリー」(親子・ご夫婦)での参加や、近年の香川県の父母教育後援会委員経験者、APU学生の父母など、幅広い層の参加があった。
就職活動や公務員試験に悩む学生の父母の参加者に、地元企業や官庁で活躍する校友がアドバイスを送ったり、学生生活を心配する低回生の父母に上回生の父母が経験談を語る場面も多々あり、早速有意義な情報交換が行われていた。時間が経つに連れ参加者同士のやり取りが熱を帯びる中、予定されていた2時間は瞬く間に過ぎ、時間延長も経て、参加者全員での記念写真を撮影してお開きとなった。その後も、名残惜しそうに談笑したり、連絡先を交換する姿があり、初回から「立命館ファミリー」の絆が大いに深まった会となった。なお、校友会本部事務局からは校友・父母課の舩尾優一課員が出席した。