2015年7月20日(月)16:00から、仙台ガーデンパレスにおいて「第38回 2015年度 宮城県校友会 総会・懇親会」が来賓・校友あわせて45名の参加で開催された。
総会は、千田芳文副会長('74・文)の司会により進められ、はじめに下村泰雄会長('61・法)から挨拶があった。挨拶の中で会長は2011年の東日本大震災発生当初を振り返り、宮城県内で校友が被災し大きな被害を受け、まだまだ苦しい状況ではありながらも、被災した校友たちが全国の校友や校友会の支えがあって復興の道を歩みだしていることを報告し、感謝の意を述べた。また、宮城県校友会の現状や、2018年に開催予定の北海道・東北地区での校友大会や大学女子駅伝(杜の都駅伝)、そして未来人財育成基金について触れ、宮城県校友会は大学発展のため帰依していきたいと述べた。
次に森島朋三立命館専務理事からの挨拶あり、大阪いばらきキャンパスの開設や立命館大学スーパーグローバルユニバーシティに採択されたことなど、学園の近況や今後の展望について説明をし、教育や研究だけではなくスポーツにも強い大学、立命館を世界に通用する大学にするために校友の力が不可欠であると述べ、引き続いての支援を呼びかけた。
続いて校友会本部を代表して村上健治('70・産社)から挨拶があった。東日本大震災で被害を受けている方々へのお見舞いを述べたあと、校友会の三つの方針「組織の拡大・拡充」「未来人財育成基金」「大震災に関わる支援」をについて話し、大学と校友会は車の両輪であり、大学を発展させるためには校友会の支援が必要だと述べた。
議事に入り、2014年度活動と収支決算報告、2015年度活動計画と収支予算案の報告があり、拍手をもって全会一致で承認された。最後に奮闘する学生の紹介VTRが紹介され未来を切り拓こうとチャレンジする学生たちへの支援「未来人財育成基金」への協力が呼びかけられ、総会は終了した。
続いて髙橋学教授(文学部地域研究域)による講演「大災害の時代を生き抜く~地震・津波・火山噴火~」が行われた。環境考古学の視点から「土地の履歴」に基づいた減災・防災についての話があり、「『地震』を防ぐことはできないが『震災』は小さくすることができる」との説明に、参加者は熱心に耳を傾けていた。
会場を移して開催された懇親会では、中澤輝博幹事('59文)の司会進行のもと、下村泰雄会長からの挨拶、来賓紹介の後、大沼久明顧問('62・法)の乾杯の発声によってスタートした。
来賓である福島県校友会の桑原勇健会長('69・理工)、山形県校友会の三浦孝治会長(’58・理工)からの挨拶のあと、総会に初参加の校友の自己紹介、映画「僕がジョンと呼ばれるまで」プロデューサー兼監督である太田茂氏('98・法)からの映画の紹介そしてアカデミー賞にエントリーされた報告などが行われ、終止和やかな雰囲気の中会は進んだ。
最後は千田副会長のリードのもと参加者全員で校歌・応援歌が斉唱され、佐々木靖子副会長('76・文)の閉会のことばで盛会のうちに会は終了した。